2. 強者を探して 急遽、村では全村民を集め緊急会議が開かれた。 美樹が口を開いた。「か弱い男達よ!おまえ達は今の状況がわっかっているのかしら?」 「・・・・・・・・・・????」 会場の男達は何のことだか解っていないようである。 副首領のアリシアが立ち上がり自分の足下を指さして怒鳴った。 「コージー!ここに来な!!」 聴衆の中からコージーがよろよろと立ち上がり、前に進み出た。 脚は片手で簡単につかめる程に痩せ細っており、歩いている脚がプルプルと震えている。 まさに骸骨である。 アリシアの前まで来ると力尽きて崩れ落ちた。 「コージーちゃん!おまえがされたことをここにいる馬鹿な男達に教えてやりな!!」 アリシアは人形の様に小さくなったコージーを見下ろして言った。 悪夢を思い出したコージーはパニックになり我を失い、アリシアに大声で助けを求めた。 「チッ!!うるさいワネ!」 アリシアはコージーの身体を聴衆の前に蹴り出した。 糸の切れた操り人形の様なコージーの頭をもう一人の副首領である春麗が鷲掴みにして引き上げた。 「あっらーずいぶん軽くなったわねえ!!10kgもないみたいよ。ヘッヘッヘ」 コージーは涙で顔をグシャグシャにしながら自分の身に降りかかった身の毛もよだつ体験を語り始めた。 コージーをぶら下げている春麗の太い前腕はコージーのウエストよりもはるかに太い! 話を聞くうちに会場にいた男達の顔から次第に血の気が失せていった。 首領の美樹が言った。 「戦地からこの村に戻ってきたあたし達女性は、戦争で死んでいった仲間から、おまえ達男の保護を託されているの。 おまえ達は見も知らないあの女達に鼻の下を伸ばしていたわね!! はっきり言うわ。ここにいる男達はあたし達の女性の足下でこれまで以上の忠誠を誓いなさい! それができない男がいたらこの村から出て行ってもらうわ。 出た後にどうなるかはおまえ達の馬鹿な頭でも解るわよね!」 そして、集会場の壁に20人あまりの女性全員が並んだ。 村の男達は20余組に分かれて女達の足下に忠誠の口づけをするのであった。 女性達の前で男性は正座をして、集会が続いていた。 美樹は骨と皮の男達を前に言った。 「敵は傭兵崩れの強敵よ。しかも200人を超えているわ。 今後おまえ達の身体は彼女達に貪られ、ここで生活すること自体難しくなるでしょうね。 だけど今のあたし達でおまえ達を守ることはとても難しいと思うの。 だからあたし達も傭兵を雇うしかないわ」 そして6人の男達を選んだ。 「おまえ達はこれから半年のうちに優れた傭兵を連れてきなさい!都会にでも行くと良いわね。 途中で逃げたら村は全滅すると思って覚悟するのよ!!」 6人の男達は3つのグループに分けて、夜明け前に旅立っていった。 [セブンシスターズ・6ページ]
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