2.1出発 6人の男達は、村の男達の中では比較的優れた連中であった。 機転が利く物達3人(ゲンイチ、ヨンピル、ニコ)と元気な物達3人(マリオ、キクゾウ、コンペイ)である。 ゲンイチとマリオは出発直前、頭領の美樹によばれた。 「あたしの古い友人が、ここから200km程東にあるブルーシティーで建設会社を経営しているわ。 おまえ達はここを訪ねて見なさい。何かのヒントになるかもしれないわよ。」 同じようにニコとコンペイはアリシアに呼ばれた。 「ここから南へ300km程のレッドシティーにはあたしが所属していたバレーボールチームがあるわ。 そこに行ってご覧なさいな。 但し、みんな気の荒い娘達だから気をつけて行くようにね。」 そして春麗はヨンピルとキクゾウに西方200kmのホワイトシティー周辺の武術道場師範を紹介した。 そして美樹は何かの紋章が書かれたバックルを付けたベルトを6人に渡し、それからの注意を言った。 「たよりない男達だけど、あたし達が行けば村は壊滅してしまうから仕方ないわね。 半年後までには戻ってきなさい。あ・そうそう北の国境だけは越えちゃだめよ。 北の女性に捕まったら剥製にされちゃうからね」 アリシアは付け加えた。 「あたし達が紹介した者達の所へ着いたらベルトの紋章を見せてやりな。 きっと助けてくれるわよ」 彼らは、村を救うために、それまであまり出たことのない外の世界に旅立っていった。 [未来のお人形・7ページ]
動画 アダルト動画 ライブチャット