2月×日(木) 佐久間からのメールは、毎日何度も届いた。 日常のこと、仕事のこと、友達のことなど、、 合い間を縫って、他の男性からもメールが来ていたが、 私は返事が滞りがちになった。 少しづつ佐久間のペースにはまっているように感じて始めていた。 そんな中で火曜日に、久しぶりに大阪の高山からメールが届いた。 < やっと東京出張が決まりました。急にやけどね(笑) 明日から行くけど、奈緒子は夜は出れないでしょ? 木曜日は午後から仕事なんで、良かったら朝来てくれると嬉しい。 高山 > 高山とは久しぶりになる・・・・。 1月は何となくお互い都合が付かず、結局逢うことが出来なかった。 ・・・というより、私の方に逢う気が無かった。。 今月も佐久間のことがあり、私は迷う・・・。 でも、何となくこのまま高山を失うのも、少し淋しい気持ちがした。 佐久間とはおそらく長続きするとは思えない・・・。 ずっと暖めてきた高山との関係は捨てがたい・・・。 < お久しぶり♪夜は出れません。 朝起こしに伺います(笑) お逢いできるの楽しみにしてるネ。 奈緒子♪> 朝シャワーを浴びて、私はすぐに家を飛び出した。 赤坂のプリンスホテルに着くと、携帯で高山を呼び出した。 高山はまだ眠っていたようで、眠そうな声で素っ気無く部屋番号を伝えた。 ノックをすると、シャワーを浴びてタオルを巻いたままの高山が出てきた。 「早いやん」 高山はドアを閉めるとすぐに抱き付いてきた。 部屋の中はカーテンが閉めっ放しで、遅くまで飲んでいたのかアルコールの匂いが充満していた。 荒々しくコートが剥がれ、スカートの中に手を入れられる・・・。 タイツごとパンティが下ろされ、捲くし上がったスカートの中のすでに濡れた部分を愛撫される。 クチュクチュと厭らしい音が響き、 横たわった私の口に高山のそそり立ったペニスが突っ込まれる・・・。 「ああー気持ちエエ・・奈緒子やっぱり上手いわ」 覆い被さった私の髪を掻き上げながら高山が言う。 私のヴァギナを押し広げ、高山はそのまま倒れ込むように私の陰部を舐め始めた。 時折り敏感な部分が舌で転がされ、私は何度もペニスに歯を立てそうになる・・・。 セーターの下でうっすらと汗が滲むのを感じる・・・・。 ペニスは口の中で何度も波打ち、高山はやっと体勢を整え、私の中に入ってきた・・・・。 捲くれたままのタイトスカートがウエストを締め、私は自分でスカートのホックを外す・・・。 キャミソールとブラジャーが押し上げられ、乳房は揉まれる・・・。 「ああ・・すぐいてまいそうや・・・」 入ったばかりのペニスが一旦抜かれ、高山は私の服を脱がせた。 中途半端に引っ掛かったままのブラジャーだけを残し、私は裸になった。 「ねぇ・・・もう一回入れて・・お願い」 乳首を舌で転がしながら、男のペニスが私の股間を彷徨う・・・・。 私は両手で私自身を広げ、彷徨うペニスを自から招き入れた・・。 男はその手を私の乳房に置き、その上から自分の手を重ねた。 「自分で揉んで乱れてみ?」 私は言われるままに自分の乳房を揉んだ・・・・。 両足が大きく開かれ、男の太腿に私のお尻が乗る・・・。 「ぁあ・・・気持ちいい・・・響く・・」 「子宮に響くんか? もっと突いてって言うてみ?」 「突いて・・・もっと・・・もっと・・・」 「おっしゃ!」 と言いながら、高山のペニスが私を荒々しく突いた。 一瞬佐久間の顔が浮かんだが、私は今その時の瞬間にすぐに溺れた・・・・。 コンドームが付けられ、もう一度高山が激しく突いてきた・・・。 「ぁあ・・・イキソウや・・」 「私も・・・私もイクぅ・・・」 あと少しのところで高山が「ぉお・・」という言葉と共にイッた。 私の上に覆い被さる男の髪を撫でながら、目尻や頬にキスをした・・。 自分が激しく絶頂を迎えてしまった時には無い余裕・・・。 はぁはぁと激しい息遣いで私に被さる男を私は強く抱き締めた。 その後も高山の愛撫は続き、私は何度か求めてみたが、ペニスは中々勃起しなかった・・・。 「今日も仕事して大阪帰るねんで。そんなにできひんて」 高山は笑いながら、私を指でイかそうとした・・・。 私達は午前中いっぱい話しをしながら戯れた。 お昼でも食べて解散しようということになり、先にシャワーを浴び、慌てて着替えをしていた時、 私はゴミ箱を蹴っ飛ばしてしまった。 ティッシュや缶などに混じり、銀色のコンドームの袋が三枚ばらけた・・・・。 私に使ったのは一枚・・・・。 昨晩も誰かここに来てあとの二枚を使ったのだと直感した。 ほんの数時間前まで、このベッドで他の女性と・・・。 複雑な思いにかられた。 もちろん私に高山を責めることはできない。 どこに行っても女がいそうなタイプでもあるし、私自身、高山だけと言うわけでは無いし・・・・。 私は大慌てでゴミ箱を正し、何事も無かったように、シャワーから出てきた高山を迎えた。 複雑な気持ちを抱えたまま、一緒にランチを食べ、そのまま高山は仕事に向かった。 携帯を見ると、佐久間からメールが3通届いていた。 < 今日はいつも待ち合わせのベルコモのカフェでランチしようかな。 奈緒子さん、もし暇だったらおいでよ。期待はしないけど(笑)> 私はタクシーに飛び乗り、赤坂から青山に向かった。 |
|