12月X日(土曜日)


大阪の叔父の四十九日に行くことになった。
今度は、夫だけが行けばいいと思っていたのに、
夫はどうしても抜けられないゴルフコンペがあるという。
姑は相変わらず腰痛がひどく、とても新幹線や飛行機に乗れず、
 「今回は美奈ちゃんを預かるから、奈緒子さん行ってくれる?」
と言われた。
舅はちょうどその頃、古い友人達と城崎温泉に行っているという。
おそらく、そのタイミングに法事を合わせたのだと察しがついた。

美奈に持たせる夕食のおかずを作り、10時には荷物を持って町田の姑宅に向かった。
簡単にベッドメーキングなどをし、お昼を二人に用意し、
小田急線で新宿に出て、姑に頼まれた祖供養の品や和菓子を買った。
結構な荷物になったので、新宿からリムジンバスに乗り、羽田に向かった。

昨日のうちに高山に一応大阪に行くことと、今回もサウスタワーに泊まることを伝えた。
週末は家族と過ごすと言っていた彼からは、案の定レスが返ってこなかった。

バスの中で姑から電話がかかり、関空で叔母の甥っ子の「直哉」くんが、
迎えに来てくれるそうだから、と伝えてきた。
そういえば葬儀の時、一人だけ長身で茶髪の綺麗な顔をした青年がいた・・・。
たぶんあの子だな・・・・と思った。
私はほんの少し大阪に行くのが楽しく思えてきた。

16時に関空に着いた。
到着ロビーに出ると、直哉が待っていた。
 「どうも河崎です!お疲れさんでした。」
向こうも私を確認して、近寄ってきた。
黒服姿の直哉しか知らなかったので少し戸惑ったが、
赤いジャンパーに細身のジーンズを履いた彼をちょっと眩しく感じた。

駐車場から白いセダンに乗り、私達は叔母の家に向かった。
叔母の状況を尋ねると、
 「いやあ、さすが大阪のオバチャンですわ。
  あんなけ落ち込んでたのに、前より元気にしてますよ」
と笑って話した。

途中、何度も渋滞に引っ掛かり、おかげで私達は色んな話をした。
直哉は叔母の弟の息子で、昔は共働きの両親に替わって、
あの夫婦に随分世話してもらったことなどを話した。
 「あそこの忠之くんとは、ほとんど兄弟みたいなもんなんです」
とも言っていた。

18時前に、ようやく叔母の家に着くと、忠之も帰っていた。
葬儀の時は口数も少なく、神妙な雰囲気だったが、
今日はみんな明るく、大阪の雰囲気をかもし出していた。
祖供養を仕分けし、明日のお茶碗などを確認する手伝いをはじめた。
その頃にお寿司が届いたので、四人で夕食を食べることになった。
今までほとんど話したことの無い人たちの中で、少し緊張したが、
三人はとても面白く、私はすぐに打ち解けた。
漫才のような三人の話を、ただ笑って聞いているだけですんだ。

20時半を過ぎ、町田の姑から電話があった。
私もそろそろホテルに帰ることにした。
直哉も友達と約束があるからと、私を送って帰ると言ってくれた。
帰り際、忠之が、
 「直哉、襲ったらアカンで」
とニヤリと笑った。
間髪を入れずに、叔母が忠之の頭をパチンと叩いた。
私達は笑い転げた。

車の中で
 「奈緒子さん、もう寝るんですか?」
と直哉が聞いてきた。
 「ん〜まだ早いわね。
  でもテレビでも見て、ゆっくりするわ」
と答えた。
 「良かったら難波の辺り、案内しますよ?」
 「でもお友達と約束があるんでしょう?」
と聞き返すと、
 「あれ嘘ですよ。
  ああでも言わんかったら、朝まで忠之に呑まされるねん」
と笑って答えた。

一旦、ホテルでのチェックインを済ませ、
アメリカ村に近い直哉が借りている駐車場に車を止めた。
21時を過ぎていたが、まだ何軒かの洋服屋が店を開けていた。
東京のファッションと違い、派手な色使いだ。
私は美奈のために、ピンクの小さめの長Tを買った。
 「奈緒子さんもこんなん着てみたら?」
と言われ、調子に乗り派手なロゴの入ったオレンジのカットソーと、
フレンジの付いたジーパンを買ってしまった。

途中、直哉は
 「飼っている猫に餌をあげたいから、ちょっとマンションに寄ってもいい?」
と聞いてきたので、私はすぐ側の彼のマンションに立ち寄ることにした。
直哉はウエブデザインの会社に勤めていた。
時間帯が不規則な上、夜遊びもするので、藤井寺にある実家から煙たがられて、
今は一人暮らしをしているのだと言った。
 「駐車場代と家賃でキュウキュウですねん」
と言いながら、部屋に入るよう勧めた。

若い男の独り暮らしらしく、足の踏み場も無いくらい散らかっていた。
 「すいませーん、めちゃ汚いでしょ」
と笑いながら、アメリカンショートヘアーの可愛い猫を撫で、餌の用意をし始めた。
 「あの、、良かったらさっきの服に、着替えはったら?
  この辺歩くのに、その『山の手ファッション』だとかえって目立ちますよ」
と言われ、私は少し悩んだが、バスルームを借りて着替えた。

自分ではなんとなく似合わないような気がしたが、直哉は喜んだ。
直哉は、
 「ちょっと失礼!」
と言うと、私の髪をカラーゴムで束ねて、赤いバンダナを巻いた。
 「ほら!こうやったら完璧でしょ?」
と私に手鏡を見せた。
そこには、いつもと違う雰囲気の私がいた・・・・。

マンションを出て、心斎橋の方まで歩いた。
最近、ほとんど行くことも無かったゲームセンターに入り、二人で子供のように遊んだ。
直哉がよく行くという、バーのような店にも連れて行ってくれた。
アルコールも入ったせいか、時間を忘れるほど楽しく過ごすことができた。

あっと言う間に23時を過ぎ、明日のこともあるので帰ろうと思ったが、
よく考えれば、直哉のところに洋服を置いてきてしまっていた・・・。
 「一旦マンションに帰りましょ。それから送りますよ」
と言われ、私達は店を出た。
店を出て、道頓堀の辺りを歩いていると、直哉が突然肩を抱いてきた・・・・。
 「もっとゆっくり、奈緒子さんといたかったなぁ・・・・。」
抱き寄せられ、
 「ダメよ・・・直哉さん・・・」
と言ったが、私は特に抵抗もしなかった・・・・。
二人で手を繋ぎながらマンションに戻った・・・・。
直哉の手は暖かかった・・・。

部屋で荷物を手にし、
 「一人で帰れるから大丈夫・・・」
と玄関に向かったが、直哉に借りたままのジャケットだったのに気づいた・・。
察した直哉がそっとジャケットに手をかけ、ゆっくり脱がせた・・・。
バンダナを外し、そのまま抱き締められた・・・・。
 「ダメ・・・本当に・・・イケナイと思うの・・・・」
最後まで言う前に、私の唇が塞がれた・・・。

そのまま私を抱き上げ、もう一度部屋まで運んだ・・・。
部屋の大半を占めるベッドの上にゆっくりと置かれ、座ったままもう一度キスをした。
 「葬式の時も僕、ずっと奈緒子さんのこと見てたんですよ・・・。」
胸の鼓動が激しく打った・・・・。
私は身を任せ、ゆっくりとベッドに横たわった・・・。

カットソーを捲くり、ブラジャーの上からゆっくりと胸をなぞられる・・。
気持ち良さで思わず喘ぎ声が出る・・・。
 「ぁあ・・・」
ジーンズのボタンを外され、ジッパーがおろされ、
 「ぁあ・・やっぱりイケナイ・・ダメよ・・・」
今度は手で拒んだ・・・。
 「絶対誰にも言わへん・・・僕と奈緒子さんだけの秘密やから・・」
 「明日も顔を合わせるのに・・直哉さんヤメテ・・」
男の手が止まることは無かった・・・。

ジッパーを下ろされ、薄い桃色のパンティーが露になった・・・。
パンティーのゴムのところをなぞる・・・。
そして、、、なぞるようにそのまま、その中に手が差し込まれた・・・。
 「ああ・・・・
  本当に・・・
  ダメ・・・・・・・・」

男の瞳に訴えるが、直哉はそんな私の顔を充血した瞳で見つめてくるだけだ・・・。
 「どんなに拒んでも、奈緒子さんの目潤んでるよ?」
一点から下りて、陰唇に指が届く・・・。
 「ああ・・・凄く濡れてるやんか・・・・」
男の身体が覆い被さり、唇から首筋へ、そして捲り上げられた胸にキスが繰り返された・・・。

カットソーは脱がされ、ブラジャーのカップが下ろされる・・・。
 「大きいなぁ・・・」
フっと直哉が微笑む・・・。
乳首を丁寧に舐め上げながら、ジーパンを脱がされた・・・。
片足にパンティを引っ掛けたまま、股間を大きく開かれ、陰唇に口づけが・・・・。
 「ぁあ・・ぁ・・・・ダメ・・ダメ・・・ぁ・・・」
口ではダメだと言いながら、温かい液体が流れ出る・・・。
このままでは自分でも終われないような気がしてくる・・・。

 「ぁあああ・・ちょうだい・・・・」
首を振りながら、矛盾した事を言ってしまう・・・・。
 「ちょっと待って・・・」
男の身体が離れ、近くの小引出しから箱を取り出す。
直哉は素早くジーンズとトランクスを脱ぎ捨て、
直哉自身のモノにコンドームをかぶせた。
そして・・・・。

 「奈緒子さん・・・エエよね?」
と言いながらズブズブと挿入してきた・・・・。
細身の身体に似合わないくらい、大きいそのモノがゆっくりと私を貫いた・・・。
 「ああ・・・大きい・・・」
どんよりとした痛みを感じるくらい・・・。

天井の明かりが眩しかった・・・・。
 「お願い暗くして・・・・。」
 「あかん・・・奈緒子さんの顔見たい・・・」
私は顔を覆う・・・。
その手を広げ、ベッドに押さえつけられる・・・・。
全身が露になる・・・・。

私は繋がったまま、足を直哉の背中にからめる・・・・・。
男はゆっくりでも無く、早くも無い一定の速度で動く・・・・。
男の揺れ。
ベッドの軋む音。
私の喘ぎ声。
直哉の吐息。
すべてが調和していたように感じる・・・・。

私の声だけが少しだけ速度を速める・・・。
 「まだやで・・・まだイッたらあかんで・・・・・」
そう言うと今度は私の上半身を起こし、膝の上に私を抱え込んだ・・・。
私は深く抱きつき、男の唇を探す・・・・。
ほんの少し私の方が高くなり、男の鼻から舐め、唇を吸う・・。
束ねた髪から男がカラーゴムを外した。髪はさらっと肩に滑り落ちた。

男の腰は一定の速度を保つ・・・。
私は少しだけ気が遠くなってきた、、、、
足を曲げていられなくなり、前の方に放り出しす・・・。
再びベッドに倒れ、足を自分から男の肩に上げた・・・・。
 「ああ・・すごい・・・」
 「ん?
  気持ちいい?
  奈緒子さん気持ちいい?」
 「ん・・・・気持ちイイ・・・」
おでこにうっすらと汗が滲み始めたのがわかる・・。
摩擦でアソコが少し痛かった・・・。

もうどのくらい、直哉は揺れているのだろう・・・?
細かい痙攣と弛緩を繰り返し、私の下半身はもうほとんど感覚が鈍っていた・・。
入った時は寒かった部屋が、真夏のように熱く感じられた・・。
 「あぁあぁあぁ・・・・」
 「そろそろイク?
  ああ、、僕もイキそうやぁ!」
振動が速度を速める・・・・。
 「あああ・・・・イクゥ・・・・・」
 「奈緒子さーーん、ぅうっっ・・・・」
私の中でペニスがビクビクと激しく動いた・・・。
直哉が腰をカクンカクンと揺すり、、私の上に倒れ込んできた・・・・。

結局、深夜の2時頃に車でサウスタワーまで送ってもらった。

次の朝は、腰にだるさを感じていた。
起きるのも、やっとの思いだった・・・
両親を迎えに行ってから迎えに来るという直哉の誘いを断り、
南海電車に乗って叔母の家に向かった。

法事の間、直哉はちらちらとこちらを見ていたが、私は気づかないフリをした。
夕方の飛行機で舅と一緒に帰ることになり、その時も直哉が関空まで送ってくれた。
ゲートで舅の荷物を受け取る時に、直哉はそっと私の手を握って、
 「ありがとう・・」
と呟いた・・・。

ゲートをくぐり、もう一度振り返るとまだ直哉は立っていた。
私は微笑みながら返した。






















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