2001年11月X日(土曜日)


いわゆる『クラブ』という場所に来たのは、初めてだった。
深夜の六本木は、土曜日と言えども大勢の人で賑わっていた。
 「人が多くて、はぐれちゃうかもしれないけど、しっかり付いてらっしゃいね」
昔働いていた時の先輩である千春さんは、そう言って笑った。

会社を結婚退職してから、ほとんど付き合いが無かったのだが、
偶然にも、美奈の小学校のPTAで再会した。
双子の男の子のお母さんになっていたが、
若い頃とほとんど変わりなく、派手な印象のままだった。

 「一度行ってみない?」
と誘われて、夫も家にいることだからまあいいか・・・と思って付いてきてしまった・・・。
 「カウンターで直接バーテンにオーダーして、そこでドリンクを受け取る
  システムになっているから。待ってても誰もオーダー取りにきてくれないからね」
 「もっとも・・・それどころの人じゃないから」
なんとなく、怪しげな店なのかもしれないと漠然と思った。

六本木のモータウンというその店は、すでに階段の下まで人が溢れていた。
黒人や白人、それにラテン系の男たち・・・・。
群がる若い女性・・・。
私は場違いなところに来てしまったような予感がした。
フロアではグラスやコロナの瓶を持った人たちが踊ったりたむろったりしていた。

私と千春さんが通ると男達の上から下まで舐めるような視線を感じた。
 「HI!」
何人かの白人が声をかけてきた。
千春さんは、その誰にもにこやかに返していた。

とりあえずカウンターに落ち着き、私達はドリンクをバーテンにオーダーした。
彼女は何人かのバーテンと顔見知りなのか、
 「久しぶりね」
 「お久しぶりです」
と、簡単な挨拶を交わしていた。

 「Hi!Chiharu」
長身の白人が近寄ってきた。
ロバートと名乗るそのアメリカ人を紹介された。
千春さんは元々英語が堪能だったので、ペラペラと会話をしていた。
頬を寄せ、彼女の腰に手をやったり、お尻を触っているのが見えた。
英語はよくわからなかったが、それなりに男と女の会話がされていると直感した。

一人でコロナを飲んでいると、ラテン系の男が片コトの日本語で話し掛けてきた。
その男は私のことを可愛いとか、素敵な洋服だと誉めた。
悪い気はしなかったが、話しながら頬をなでたり肩に手を廻されたりするのが、
嫌でしょうがなかった。

 「ここではハッキリ『NO』と言わなければ怖い目に遭うからね」
千春さんが小声で囁いた。
私は何となく断りきれず、そのラテン系の男に触られるがままになっていたが、
耐え切れず、
 「すいません・・ちょっとトイレに行ってきます」
と言ってトイレに走った。

トイレから戻ると先ほどのラテン系の男がまだ待っていた。
ところが・・・・千春さんとロバートの姿が見えなくなっていた。
私は突然怖くなって、必死で二人の姿を探した。

ドア付近にやっと背高のロバートの姿が見えた。
先に進もうと思っても、人が多くてなかなか前に進めない・・・。
 「ちょっとすいません・・」
と繰り返しながら、やっとの思いで外に出た。
階段を降りて辺りを見回しても、二人の姿は無かった。

携帯で呼び出してみても応答が無い・・・。
もう一度店の中で少し待ってから、もし会えなければ、
一人で帰るしかないと覚悟を決めて、再び階段を上った。

階段の途中で、二人の声が一瞬聞こえたような気がした。
なんだ上にいるのかと、階段を上って行くと、千春さんの嗚咽のような声が聞こえた。。。
私は足音をしのばせて階段を上った・・・・。
4階まで上ると、嗚咽は悩ましい声と男の激しい息遣いが聞こえてきた・・・。
そっと見上げると・・・・
千春さんがロバートの股間に顔を埋めていた。

ロバートのソコは大きく盛り上がり、千春さんの口の奥底まで入れても、
まだ余るほど伸びていた・・・。
ロバートが一瞬こちらを見てぎょっとしたが、こちらを見てウィンクをした・・・。
私はその場で凍りついてしまっていた・・・。

ロバートは、私を確認してからさらに腰を揺すり、千春さんの口の中に押し付け続けた・・・。
 「ぁぁ・・・ん・・・ん・・・・」
唾液の音と千春さんの呻き声が重なっていた。

ロバートは彼女の顔をそっと持ち上げ、後ろ向きにさせた。
ミニスカートを捲り上げ、素早くパンティをずらすと後ろから挿入した。
後ろを振り返り、私を見たロバートは、薄ら笑いを浮かべた・・・。

私はその場でしゃがみ込みながら階段越しに二人の行為をただ見つめていた。
私自身の股間がじわじわと濡れていくのがわかった・・・・。

ロバートは時折私の様子を伺った・・・。
私の手が、私自身のパンティに触れた・・・・。
その様子を黙って見ていたロバートが、今度は千春さんを回転させた、、、
彼女の片足を大きく上げ、ロバートは少し腰を落とし、再び挿入した・・・。

しばらく目を閉じていた彼女が少し目を開け、
そこで私と目が合ってしまった・・・。
一瞬ギョっとした顔をしたが、もう彼女は止めることができないようだった・・・。

ロバートは何か囁いて、二人はショーを見せるように一層興奮して激しく交わり続けた・・・。
彼女は時々私の方を見ていたが、
大半は目を閉じて男の動きに酔い知れているようだった・・・。

突然、後ろから私の口が塞がれた・・。
さっきのラテン系の男のシャツ袖が見えた・・・。
私は激しく抗った・・・。

この男は私をずっとつけて来たのかもしれなかった・・・。
 「うぐぐぐぅ・・・・」
口をふさがれ、ものすごい力で男の身体の中に抱きかかえられた・・・。
ずっとしゃがみこんでいたせいか、下半身に力が入らない・・。
バランスを崩し、後ろ向けに男の身体に沈みこんで、股がパックリと開いた・・・
自分の手を差し込んでいたパンティの中に、
今度はラテン系の男の左手が差し込まれる・・・。

犯られてしまう・・・
恐怖で足を必死にバタつかせた・・・。

口を閉じる強い力とは逆に、アソコを弄るその手は巧妙に動いていた・・・。
すでに、ロバートと千春さんの行為を見ながら、私のソコは充分過ぎるほど濡れて膨満していた。
私は思わずイキそうになってしまった・・・・。

その時、
 「NO!」
という千春さんの叫び声が聞こえた・・。
私を羽交い絞めしていた男の手が緩み、私は必死で階段を走り降りた・・・。


歩道を走り抜け、青山通りに出てすぐにタクシーを捕まえて乗り込んだ。
タクシーの中で確認すると、ストッキングの股間のところが破かれていた・・・。
その下のパンティはグチョグチョになっていた・・・。

携帯が鳴った、、
千春さんだった。
話す気がしなくて、お先にごめんなさいと言って早々に切った。

私には合わない街なのだと・・・思った・・・。





















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