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羞恥の踊り子
ローライド 著


 「う……うん…」

 

 まどろみの中、気を失っていた少女は目を覚ました。

 長い栗色の艶やかな髪。透き通るような白い肌。

 まだ、あどけなさの残る村娘といった感じの美少女である。

 

 

 (ここは……)

 

 横たえられた身体を起こし、焦点の定まらない視線を辺りに巡らす。

 中央の一本柱に支えられた、大きなテントの中のようだった。

 柱に吊されたランタンが、きらびやかな衣装や、多くの木箱が置かれた薄暗いテント内を照らす。

 

 (ここ……どこなの…?)

 

 ズキズキと痛む頭を押さえながら、立ち上がろうとする少女。身体を包むように、白いローブを着せられている。

 

 (あれ……)

 

 全身に力が入らず、その場にへたり込んでしまう。

 

 (私……確か…セネーの宿屋で…)

 

 気を失う前の出来事を思い出そうと、トーラスの少女…プラムは、思いを巡らせる。

 トーラスの村が山賊に襲われたあの日…プラムは意を決して、リュナン公子率いる解放軍に参加したのだ。

 戦士として戦う兄……癒しの技の師である、水の巫女エンテ…その二人の活躍に触発されるものがあったのかも知れない。

 村に止まる一生ではなく、自分の力を人に役に立てたい一心で、彼女は決断したのだった。

 だが解放軍が連戦を重ねるにつれ、プラムは後方での待機を余儀なくされる。

 聖騎士ロジャー、暗黒騎士ジーク。その他、強力で頼りになる、新たな仲間が解放軍へ参加してきたのだ。

 しかも、剣と癒しの杖を使うことが出来る、神官戦士メルが加わり、彼女の出る幕は無くなってしまう。

 少しでも役に立ちたい彼女は、自由都市セネーの戦いにおいて、リュナン公子の命令に背き、単独行動をとってしまったのだ。

 傭兵達に退路を断たれ、孤立してしまう少女。

 功を焦り、命令を無視して先行した者の当然の末路であった。

 

 (確か…宿屋のおばさんに…)

 

 辛うじて、彼女を救ってくれたのは宿屋の女将であった。

 だが、女将の差し出してくれたミルクを飲み干した後…

 

 (あの後に…身体が痺れて……おばさんと、常連客のおじさんに運ばれて…)

 

 その後の記憶はプラムには無かった。

 最後に覚えているのは、笑みを浮かべながら彼女を覗き込む、中年の常連客と女将の顔である。

 

 「へっ…気が付いたようだな、お嬢ちゃん」

 

 テントの天幕が開き、見覚えのある男が中に入ってくる。

 

 「…お、おじさん!ここは…何処なの?」

 

 宿屋で偶然、居合わせた、中年の常連客であった。きらびやかな装飾品を身に纏った姿は、商人にも見える。

 

 「ここは、オークスの歓楽街…このテントは、俺の店の控え室、兼物置だ。

  そして、お嬢ちゃんは俺の商品……。あの宿の女将は俺の知り合いでな、商品になりそうな娘を融通してくれるのさ」

 

 プラムの顎を捕らえ、値踏みするように話しかける。

 

 「へっ…お前を捕らえて、正解だったな。これだけの上玉はそうはいねえ。高く売り飛ばせそうだ」

 「た…助けて!お兄ちゃん!」

 

 痺れの残る身体で必死に抵抗しようとするプラム。この男は人身売買を生業とする奴隷商人だったのだ。

 宿屋で話しかけられた時から、この男にはイヤな予感を抱いていた。

 だが、人を疑うことを知らない彼女は、宿屋の女将までグルとは思わず、痺れ薬入りのミルクを飲んでしまったのだ。

 

 「助けを呼んでも、誰も来やしないぜ。おい、暴れるな!押さえつけろ!」

 

 奴隷商人の合図の元、手下と思われる人影がテントに入り込み、嫌がるプラムを数人がかりで押さえつける。

 

 「大人しいと思ったら…とんだ跳ねっ返りだ。…おい、シビル!いつもどうり、調教しておきな!」

 

 プラムを押さえていた人影の一人が立ち上がり、奴隷商人の横に立つ。

 小太りの奴隷商よりも、頭一つ背の高い、スラリとした細身の肢体。

 だが大きなバストと、突き出たヒップが、細身の身体の持ち主を女だということ誇示する。

 胸元を強調するような、深い切れ目の黒いドレス。今にも弾けだし、こぼれ落ちそうな巨乳。

 大胆にカットされたドレスのスリットからは、艶めかしい太股が覗いている。

 美しい目鼻立ち…ウエーブのかかった、腰まである黒髪。目元と唇の横にあるホクロが大人の色気を醸し出す。

 抜群のプロポーションを持った、妖艶な美女であった。

 

 「…で、どうするの?……”踊り子”の調教でいいのね?」

 

 豊かな胸元で腕を組み、艶めかしい声で……シビルと呼ばれた美女は奴隷商人に確認を取る。

 

 「そうだ。素質がありそうだからな。俺は、二、三日留守にする。その間に頼んだぞ」

 「そうね……まだ何も知らなそうな、ウブな村娘のようだし…いきなり激しいのは可哀そうよね…」

 

 シビルの顔に笑みが浮かぶ。獲物を追いつめるような、サディスティックな冷たい微笑み。

 

 「たっぷりと可愛がってあげるわ…子猫ちゃん…」

 

 奴隷商人がテントから出ていくやいなや、プラムを押さえつけていた人影が、シビルの指示に従い、プラムを後ろ手に縛り上げる。

 

 「ふふふ……始めまして、お嬢ちゃん。私の名はシビル。貴方の名前は?」

 

 後ろ手に縛られ、身動きのとれないプラムの顎を手に取り、優しく問いただす。

 

 「いっ……いやあ!」

 

 身体を震わせ、必死に抵抗を試みるプラム。痺れ薬が切れかかったのか、脚をばたつかせる。

 

 「こいつ…お姉様の質問に答えな!」

 

 プラムを押さえていた二つの人影……-両方とも、肌も露わな衣装をまとった女だ-が、囚われのプラムに平手打ちを喰らわす。

 

 「おやめ!大事な商品だよ!……もう一度聞くわよ…お嬢ちゃん、お名前は?」

 

 身体を震わせ、かすれた声で弱々しく答える。

 

 「プ……プラムです…トーラスの村の…」

 「そう…プラムちゃんね。可愛い名前だわ。貴方の右にいる娘が、オニキス。左がトパーズよ」

 

 プラムを押さえつけていた、左右の二人が怯える少女を見下ろす。

 長い黒髪を後ろで束ねた右側の少女…オニキスは日焼けした肌が印象的で、文字どうり、宝石の黒メノウ(オニキス)を思わせる。

 美しいが勝ち気の強そうな顔立ちは、しなやかな野生の獣を連想させる。プラムの頬を張ったのも彼女だった。

 対して、左側の少女はオニキスと相まって、白い透き通るような肌が印象的である。

 幼さの残る綺麗な顔立ちから、悪戯っぽい笑みを浮かべる姿は、プラムよりも年下に見えなくもない。

 セミロングの金髪の髪は、宝石の琥珀(トパーズ)のように美しい。

 おそらく二人とも、プラムより、3~4歳ほど年上であろう。シビルには劣るが、ふたりとも抜群のプロポーションで、

 肌も露わな下着のような衣装をまとっている。

 

 「二人とも、プラムちゃんの先輩のお姉さんよ。仲良くしなさい」

 「せ……先輩…?」

 

 これから何が待ち受けるのか、不安がプラムを襲う。

 オニキスとトパーズが、小刻みに身体を震わせる、プラムの心の中を見透かすように、ほくそ笑む。

 

 「そうだよ、踊りの先輩さ……プラム、あんたは踊り子になるんだよ。あたい達みたいにね!」

 「さあ、プラムさん……準備は出来てますのよ。お脱ぎくださいな!」

 

 オニキスとトパーズが、二人がかりでプラムを包んでいたローブを脱がしにかかる。

 

 「やっ……ダメぇ!」

 

 後ろ手に縛られている為、床に転がされるようにローブを脱がされてしまい、丸裸にされるプラム。

 いや……ほぼ裸に近いが、極めて恥辱的な衣装が、申し分程度に彼女に着せられていた。

 上半身を覆うのは、赤いラメの光沢を放つ、ビスチェ。

 所々に、金の糸で凝った刺繍が施されている、きらびやかな作りである。

 胸元は乳房を寄せて、上げるようなデザインで、まだ、成長の途中にあるプラムの乳房を大きく見せている。

 しかも、乳房を覆う部分は、布地が途中でカットされた淫靡な代物で、大きく寄せられた乳房が外に晒されている。

 上半身だけでも、恥ずかしい格好なのだが、下半身に履かされたモノは更に恥辱的なものだった。

 金の装飾を施された、紐にしか見えない下着を履かされていたのだ。

 …それは、下着と呼べる代物では無かった。

 紐は、プラムの初々しい秘裂にしっかりと食い込み、股を通されて腰の部分で結ばれている。

 股縄を掛けられたような恥辱の状態である。紐の下着は、水蜜桃のような、プラムの美尻にも食い込んでおり、

 二つに割られた白いヒップがプルプルと揺れる。

 大事な部分を隠すどころか、より一層、股間を強調するようなデザインになっているのだ。

 秘唇に食い込んだ紐は、容赦なく、彼女のピンクの花弁を左右に押し広げている。

 ……その、恥辱の下着を隠すように、腰には長い布のようなものが巻かれていた。

 一枚布の腰布は、くびれたプラムのウェスト部分で緩く結ばれ、先端部がプラムの陰部を隠すように、前とお尻側に垂らされている。

 

 「やっ……こんな格好!」

 

 丸見えの股間を隠そうと、腰をくねらせるプラム。

 上手くすれば腰布で、恥ずかしい部分を隠せるかもしれない…そう思ったのだが、現実は甘くなかった。

 腰布はとても幅が狭く、しかも透けるほどの薄い布地で作られているのだ。

 素材自体もとても軽いもので、風になびけば、たちまち捲れてしまいそうである。

 ほんの少し動くだけで、大事な部分を晒してしまう…

 美しい天女の衣のような腰布が、見えそうで、見えない、恥辱の状態を作るのだ。

 プラムの両足首には、銀で飾られたアンクレット。後ろ手で縛られた両手首にも、細い金のブレスレットが填められている。

 踊り子の衣装……しかも、いかがわしい酒場や歓楽街で、半裸で踊る踊り子の…を気を失っている間に着せられていたのだ。

 

 「へえ…結構、似合ってるじゃん。どんな気分?神官の服を脱がされて、こんな恥ずかしいの着せられてる気分は?」

 「ふふふ…可愛いですわよ、プラムさん。これだけのスタイルをお持ちならば、きっと殿方を満足させられますわ!」

 

 オニキスとトパーズが左右から、囚われの半裸の少女の身体を責め立てる。

 その光景は、プラムという玩具を与えられ、それにじゃれあう、二匹の黒と白の雌猫を思わせる。

 

 「あたいより小さいけれど…キレイなオッパイしてんじゃん」

 

 背後に回り込んだオニキスが、衣装に絞り出された、発育途中のプラムの美乳を両手で揉みしごく。

 オニキスの手にスッポリと収まる、白い小さな膨らみが、マシュマロのように形を変えるまでに揉みほぐされ、辱められる。

 

 「あっ…やぁ!」

 

 突如、始まった、同姓からの恥辱の責めに、驚きにも似た短い喘ぎを上げる。

 

 「へぇ…感度も良いみたいね。あたいの指に、吸い付いてくるよ。乳首はどうかしらね?」

 

 膨らみを責め立てた指先が、ピンク色の、小豆程の大きさの先端を摘み上げる。

 

 「あ…ん、あぁ!」

 「まんざらでもないみたいだね。乳首も感度良好じゃん!恥ずかしくないの?同じ女に責められて、喘ぎ声上げちゃってさ!」

 

 二つの乳首のコリコリとした感触を楽しみながら、オニキスの舌が、プラムの細い首筋を這う。

 そのまま、耳たぶを優しく噛み、うなじを舌で舐めまわす。

 

 「あん、くふぅん!」

 

 舌で責められながらも、乳首への執拗な責めは止まる事がなかった。起ってしまった乳首を摘まれ、人差し指でこね回される。

 舌と指先で三カ所を同時に責められ、むず痒い感覚が愛撫される部分から広がってゆく。

 頬を赤く染め、オニキスに身体を預けるようにもたれ掛かり、切ない喘ぎを上げてしまう。

 

 「では、私は、プラムさんの大事なトコロを拝見させて頂きますわ」

 

 オニキスが、プラムの乳房を責め始めると同時に、トパーズが、股間を覗き込むようにしゃがみ込む。

 

 「ふふふ…大事な所が丸見えですよ。よーく見えるように、プラムさんの下の毛を、ちゃんと剃っておきましたから!」

 

 プラムの顔が耳の先まで赤くなる。

 15歳の少女に少しずつ現れてきた、大人の女への兆候を剃毛されてしまったのだ。

 自分のツルツルの恥丘が晒されていると思うと羞恥に身体が震え出すのも無理はない。

 必死に股間を隠そうと、脚を閉じようと試みるのだが、トパーズはやすやすとプラムの太股を押し開き、男を知らぬ秘裂を晒す。

 

 「プラムさんのアソコ…甘酸っぱい匂いがしますわよ。長旅で、身体を洗う暇も無かったんでしょう?

  私が舐め取って差し上げます」

 

 トパーズの舌が、プラムの秘裂を這う。紐の下着のまわりをなぞるように、熱い舌先が唾液の帯を肌に刻んでゆく。

 

 「あっ!…あん!」

 

 ほぼ同時に、上半身を責めるオニキスの指が、プラムの乳首を摘み上げていた。

 息の合った二人の同時の責めの前に、プラムの肢体は未知の快楽にむせび泣く。

 

 「次は、プラムさんの中を見させて頂きますわ…」

 

 キツキツのプラムの秘裂を左右に押し広げてゆくトパーズ。紐の下着は横にずらされ、ピンクの花弁が晒される。

 

 「い…やぁ…見ないで…見ないで下さい…」

 「ピンクで、ヒクヒクしてて、とっても綺麗ですわ。あら、…はしたない蜜まで溢れさせて…美味しそう」

 

 押し広げられたプラムの秘唇に、トパーズの舌が伸びてゆく。

 

 「ひぃ!そんな…きたないです……やめてください!」

 

 舌が、敏感なプラムの蜜壺を責め立てる。舌で中を掻き混ぜられ、プラム特製の淫蜜が次第に流れ出す。

 ジュルジュルとはしたない音を立てて、蜜を吸い上げられる少女。始めてのクンニの快感に、腰がガクガクと震える。

 

 「とっても美味しいですわよ、プラムさんのお汁。どんどん溢れてくる……」

 

 ヒクヒクと震えるプラムの肢体。下半身を舌で責められながら、上半身の責めも休む事無く続けられる。

 

 「乳首こんなに凝らせて…恥ずかしい娘だね。ほら、こうされるといいだろう?」

 

 オニキスの舌が、プラムの乳首を捕らえる。執拗に舐めまわし、赤ちゃんのように吸い上げる。

 

 「あん!吸っちゃダメぇ!」

 「ダメとか言っても、身体は正直みたいじゃないか。甘い声上げて、とんだ淫乱巫女様だねえ!」

 「オニキス、見てよ。プラムさん、こんなにお汁を垂れ流しちゃってるのよ。まだ、出てくる…」

 

 全身を這う舌と指。脇の下を舐められ、太股をまさぐられ、唇を吸われてしまう。

 二人に陵辱されるプラムの様子に満足するように、シビルは優しく語りかける。

 

 「プラムちゃん、聞いたわよ。お母さんから踊りを教わっていたんですってねえ…」

 

 シビルの指先が、愛撫でメロメロになってしまったプラムの顎先をゆっくりとなぞる。

 

 「これからは、みんなの前で、プラムちゃんの踊りを披露するのよ…私の店で、踊り子としてね。」

 「そ…そんな、いやです…みんなの前で…こんな格好で…恥ずかしい…です…」

 「自分に自信が無いから、そんな事言うのよ。

  プラムちゃん程の可愛い娘なら、その魅力をみんなに見て貰わなきゃ。

  あなたは、もっと綺麗になれるわ。みんなに見て貰うのよ、あなたのすべてを…」

 

 シビルの唇が、プラムの唇に優しく重ねられる。唇を割って入り込む、シビルの舌先。

 まるで生き物のように、プラムの口内を責め立て、舌と舌が絡まり合う。

 唇の端から、涎を糸のように垂れ流し、始めてのディープキスに甘い喘ぎ声を上げる。

 

 「うっ…うん…」

 「お姉様のキスの前に、この娘、もうメロメロだよ!」

 「無理もありませんわ…身体も火照ってきたみたい。シビルお姉さま。準備出来ましたわ!」

 

 度重なる愛撫の前に、ぐったりと身体を横たえるプラム。始めての快感の余韻に浸るように、息を荒げ、力無くしなを作る。

 弱り果てた獲物を差し出すように、プラムから離れる二匹の女豹。

 オニキスの代わりに、獲物であるプラムの背後に回り込み、優しく歯をたてる妖艶な美女。

 

 「ふふふ…可愛いわよプラム。こんなに身体を熱くして…恥ずかしい娘」

 

 背後から揉まれる、プラムのかわいい乳房。秘裂をなぞる、しなやかな指先。

 オニキスとトパーズに、散々、辱められたにも関わらず、シビルに触れられる度にピクピクと肢体を震わせる。

 それほどまでに、ツボを押さえたシビルの愛撫は官能的であった。

 触れられる度に楽器のように、切ない喘ぎ声をあげさせられてしまうプラム。

 

 「小さいけれど…形のいいオッパイね。三年後が楽しみだわ」

 「あ…そんなに……絞らないでぇ…」

 

 二つの瑞々しい果実を絞り出され、その先端の小豆を指で摘まれる。

 

 「乳首も、こんなに凝らせて…オニキス、トパーズ。飾り付けてあげて」

 

 オニキスとトパーズが、摘まれたプラムの二つの乳首に、小さな装飾品を着け始める。

 小さなリボンの付いた、イヤリング状の飾りである。イヤリングの金具が、プラムの乳首に填められ、締め上げる。

 リングの下には、小さな鈴が取り付けられていた。プラムの乳房が揺れる度に、チリン!と音を立てる恥辱の装身具である。

 

 「こんなの…やだ!とってください!」

 「残念だね、プラム。こいつは、ちょっとやそっとじゃ取れないよ!」

 「とっても似合ってますわ、プラムさん。どうです、特製の鈴の着け心地は?」

 

 面白そうに、乳首に着けられた鈴を指で突つき、舌で転がす、オニキスとトパーズ。

 鈴が鳴る度に、じんじんとした、奇妙な感覚が乳房を襲う。

 

 「あん!やぁん!」

 「ふふふ…効いてきたようね。二人とも、次は下の口に付けてあげなさい」

 

 シビルの指先が、プラムの下半身に伸び、敏感な小豆を捕らえる。

 それまでの愛撫で大きく膨らんだクリトリスを摘み上げ、指先で包皮を根本まで剥きあげる。

 そして、オニキスとトパーズの手で、敏感な部分に、先程付けられた恥辱のイヤリングが填められてしまう。

 常にクリトリスを露出する状態にされ、ヒクヒクと震えるプラムの股間。

 

 「あっ!はぁぁぁ!」

 「最後は、プラムちゃんの可愛いおへそよ…私が付けてあげるわ…」

 

 プラムの脇の下から乳房の下、くびれたお腹をシビルの舌が這いずりまわる。

 唾液が川のように帯になって、プラムのお腹に流れていく。

 ひくつく、お腹のまわりを丹念に舐めあげる舌先。

 時折、おへそに舌の先が触れる。その度に、細く引き締まったウェストが敏感に反応し、上下に揺れる。

 蕾のように綺麗なおへそを唇で吸い上げる。

 

 「あっ…くふん!」

 

 むず痒い感覚に、声を上げて、身体を揺らす。付けられた鈴付きのイヤリングが、それに合わせて音を立てて揺れ動く。

 砂漠の中に現れた、オアシスのように、吸われたおへそに唾液が水たまりのように溜まる。

 

 「ほら、綺麗でしょ…これを填めてあげるわ。可愛いおへそにね」

 

 小指の先ほどの突起がついた、大粒のサファイアである。細い突起が、プラムのおへそにズプズプと挿入されていく。

 完全に入り込んだ緑の宝石。おへそに宝石を填められてしまったのだ。

 

 「やっ、あぁぁん!」

 

 宝石が填められると同時に、むず痒い感覚が全身に広がる。火照る四肢。高鳴る鼓動。

 唇の端から涎を垂れ流しながら、全身を悶えさせる。

 

 「あ…ん…」

 「ふふふ…準備完了ね。それじゃあ、踊ってみましょうか?

  とりあえず、あなたが教わった踊りを踊ってみなさい」

 

 シビルの手が、拘束されていたプラムの両手の荒縄を解きに掛かる。

 自由の身になったというのに、夢うつつの状態で、シビルの言われるままに華麗な舞を踊り始める。

 恥じらいつつ、踊りを始めるプラム。始めて他人に見せる為か、どこかぎこちなく、初々しい。

 だが、次第にその踊りはダイナミックで、情熱的なものに変化していく。

 

 (……え?!)

 

 自分でも、知らず知らずのうちに、腰をくねらせ、晒された胸を突き出していたのだ。

 その度に、鈴がチリン!と音色を立てる。

 鈴が鳴るたびに、身体が熱くなっていく。まるで、見えない手に乳房を揉まれ、秘裂を愛撫されるような不思議な感覚。

 

 「ん……あはぁ!」

 

 喘ぎ声をあげ、身体をくねらせて踊る少女。

 踊れば踊るほど、息が荒くなっていく。踊りという名の自慰を貪るように、官能的な踊りを舞うプラム。

 次第に、愛液が止めど目もなく流れ出す。股間を濡らし、太股にまで流れる淫らな蜜。

 ランタンの明かりをうけて、プラムの汗と共にキラキラと光る。

 満足したように、プラムの淫靡な舞を楽しむ、シビル達。

 

 「そうよプラム。もっと、腰を振りなさい!腰布を地面に着けちゃダメよ!オッパイを強調するように、上半身も揺らして!」

 

 言われるままに、鈴の音が鳴り響く中、クネクネと身体をしならせる。

 

 「もっと、激しく踊れば気持ち良くなるのよ、プラムちゃん。

  その鈴はね、鳴れば鳴るほど、プラムちゃんのアソコとオッパイに快感を与えてくれる魔法の鈴よ。

  イヤらしい格好で、踊れば踊るほど、高ぶるのよ…」

 

 シビルの声が耳に入らないかのように、淫らな踊りを舞う舞姫。

 切ない喘ぎをあげながら、腰を突き出し、乳房を揺らす。

 

 (こんな…恥ずかしいのに…身体が…止まらない!)

 

 魔法の鈴の響きの中、絶頂に昇り詰めていくプラム。

 

 「ふふふ…はしたない声をあげちゃって。もう一つ教えてあげる。

  おへそに付けた宝石も魔法の品よ。人の視線を浴びれば浴びるほど、身体が熱くなっていくの。

  ここに居る三人に見られただけで、こんなによがっちゃうなんて…

  ステージに上がったら、お客さんみんながプラムちゃんを見るのよ。

  今から、そんなんじゃ、見つめられただけでイッちゃうわよ」

 

 全身を包む快感の中、へたり込み、仰向けに伸びてしまうプラム。

 だが、身体は快感を貪るように、寝そべったままでも淫らに動く。

 あられもなく大きく脚を開き、腰を浮かせてしまう。

 膝を立て、下半身だけでブリッジをしているような体勢で、円を描くように腰を振り続ける。

 秘裂はヒクヒクと震え、床に水たまりを作るほどの愛液を滴らせる。

 

 「あん、くふう!」

 「ほら、もっと腰を振りなさい!そんなんじゃ、お客さんは満足しないわよ!」

 「あっ!はあぁぁぁぁ!!」

 

 身体を震わせ、腰をグラインドさせるプラム。

 鈴の音が一段と大きく響き、快感が全身を包み込む。

 頭の中が真っ白になり、なにかがプラムの中で弾けていく。

 

 「イキたいのね?ほら、私たちの前でイッちゃいなさい!」

 「あたい達が、あんたのイクところ、しっかり見ててやるよ!」

 「ふふふ…気持ちいいんでしょう?プラムさん…存分にイッちゃってください」

 「あっ!ああぁ!いやぁ……イッ……イッちゃうぅ!!」

 

 股間を突き出したまま、身体を仰け反らせ、果ててしまう羞恥の舞姫。

 愛液が噴水のように噴き出し、淫らな潮吹きを披露する。

 飛散する汁に呼応するように、直後、失禁までしてしまうプラム。

 黄金水がジョロジョロと、弧を描いて床に広がる。

 

 「イッちゃたのね。お漏らしまでして…恥ずかしい娘」

 

 始めての絶頂を迎えたプラムの唇に、シビルの唇が優しく重ねられる。

 

 「とっても素敵よプラム。自信を持ちなさい。多くの人にあなたの踊りを見て貰うのよ。

  そうすれば、もっと気持ちよく、もっと綺麗になってゆくわ…」

 「は…い…」

 

 頬を赤らめ、絶頂の余韻の中、静かに頷くプラム。

 自分の価値を見いだした少女に、微かに笑みが広がった。

 

 終

 


解説

 何かと話題の(?)ティアリングサーガより、痺れ薬を盛られて拉致されてしまうイベントのSSです。

 プラムが新たに踊りの技能を覚える理由が、これで判りましたね!(笑

 最初、あの小屋に女性キャラを訪れさせれば、誰でも覚えさせられると思ってたので、

 半裸で踊るペガサスナイト、サーシャとか期待してたんですが…

 今回、あまりエッチくないですね。スマンです。

 

 感想頂ければ幸いです。次回は誰書こうかの~

 


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