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小説読んでる間に落ちるので、待つ必要半減。


「渇望の大陸」の常連武将さんのお1人
傀儡師アフィマ + 土偶丸のプレイヤーさん・封社様
からの贈り物SSです。
「渇望の大陸1」の戦争終了後の物語となっています。

城落ちて・・・

  ………暁の城と呼び習わされた神聖騎士団領王城が燃えていた。
 城の中央にある白い壁を紅蓮の炎が焼き付くし、黒煙が汚し、天をも焦がす。

(城が、燃えている…ああ、負けたのだ。私達は)

 これが夢であろうが、そうでなかろうが、それを見詰める市民にとって少なからず衝撃をもたらしたが、受け入れられないような事態ではなかった。ライザ帝国の母体となっていたミルザ大帝国の弱体化に伴い騎士団が独立し、この広大な領土を収めるに至った背景にはたくさんの小国の犠牲があった。その犠牲のツケが回ってきただけだ。

 通り過ぎるリューソーの徽章をつけた兵士達は次々とあの紅蓮に燃える城を目指し、またどこからともなく彼等の勝鬨の声が聞こえる。

 市民は思った。
 別に構いやしない。どうせ、頭が代わるだけだ。俺達はそれに従うくらいのことしかないさ。
 新月歴687年 10月 神聖騎士団領は消滅。ここにリューソー民主国が建ったのである。




 だが、表向きだけでは話せないこともある。歴史書には乗っていない事実もまた、ここにあった。誰も語らない暗黙の歴史が今映し出されている。

 わああああっ!!
 城の外からは時の声が上がっている。リューソー反乱軍の襲来だ。

「…なんだか外が騒がしいようですが」

 は尖塔の一番高い部屋の小窓から、その様子を見詰めていた。
 彼女にはそれがこの国の指導者を変える歴史的な一瞬間であることも、残酷な人殺しであることも認識できない。距離が随分離れていて見え難いということもあるが、それ以上に社会から離されていたという事実の方が大きく影響している。

「ねえ、夏木?あれは一体なんなのですか?」

「そ、それは、そのぅ…」

 まだ争乱止まない窓の光景から目を外し、入り口の扉の前に立ったまま動かない少女へと視線を動かした。少女は身を細かく震わせ扉の向こう側の何かを気にしながら怯えていた。栗色の髪が顔の回りで長いウェーブを描き、黒い瞳はくりっとしていて可愛らしい印象を与える。そしてまだうっすら残るそばかすが鼻の回りにかかっている。侍女の一人であり、琴にとっての数少ない友人の一人であり、理解者でもあった

「どうしたの?夏木。ここは私の部屋よ。貴方以外にここに来るような物好きはおりませんわ」

 それから安心させるように微笑んだ。だが、夏木の表情は恐怖に付け加えて怒りまで加算され顔を真っ赤にして叫び返してきた。

「こ、琴姫様。姫様の部屋だからこそ危険なのです!!相手は執政官のディダーロ達ではないのです。それに対して叛旗を翻した平民達なのですから!!」

「まぁ、ディダーロを倒そうという動きの一団だったのですね。あれは」

 夏木の喚声もさして気にした様子もなく、琴はもう一度小窓から外を見やった。遥か下で起こっている戦いは一層昏迷を極め、もはや群集が蠢いている様子しか見て取れなかった。

「そうです!!だから姫様!早くお逃げ下さいませ。ここにいてはディダーロ共々串刺しにされてしまいます」

「でも、あれはディダーロの敵なのでしょう?敵の敵を味方であるとは言いませんが、今即座に、敵になるということもないでしょう。付け加えて言うなら、こんな塔で長らく幽閉されている私に何の用があるというのでしょう」

 琴はいつもと変わらぬ様子で夏木に返した。穏やかでどこか自虐的な言葉。それは確かに的を得ていて、夏木も琴の言葉の可能性に思わずかけてみようと心が動いたくらいだ。すぐそこに戦火がせまっているというのに、琴の一向に動じない様子は確かに何か確信めいたものがあるようだった。

「し、しかし…」

 ぬぐえない恐怖と、収まらない不安の払拭を願うように、夏木の眼は琴に向かって注がれていた。

「大丈夫よ…大丈夫」

 そう柔らかに繰り返した。
 遠くで、金属の触れ合う甲高い音と怒声が響く。断末魔や檄を飛ばす声も、薄汚れた大理石の壁を通じて聞こえてくる。だが、ここは静寂だ。立ち尽くす少女も窓際の女性も絹のする音一つ立てず、風の音一つ起さず。ただ、静かに。

 戦場(ソト)の音に変化が加わった。リズムのついた固い音が短いテンポで響く。最初は喚声に聞こえるか聞こえないか途切れ途切れだったものが、次第に大きく、次第にはっきりとしていく。
 耳慣れたリズムだが、そのテンポは初めて聞くものだ。琴も夏木もそれが何の音か気が付いた。

「お客様のようです、ね」

 鉄靴が足早に螺旋階段を昇る音だ。一つ、二つ、三つ、四つ…次第にたくさんの音がリズムを保って近づいてくるのが感じられる。

「琴姫様!!」

 隠し切れない不安が爆発するように、夏木が叫んだ。小さな扉の前で大きく手を広げ、全てを防ぐ形を取る。
 逃げて下さい!! そう言おうとした一瞬を夏木はとうとう逃してしまった。琴のいつもの言葉、いつもの笑顔が。その一瞬を包み込んでしまったのだ。

「だいじょうぶよ」

 ドガっ!!!
 ドン!!!

 次の瞬間、古めかしい厚い樫の扉が悲鳴を上げる間もなく、破砕鎚によって叩き破られた。衝撃は樫の板を真二つにするに留まらず、そのすぐ後ろに控えていた少女の体をもふきとばすに至った。

 その想像だにしなかった駆け上る者達の行動に、部屋の主は声も出なかった。
 朽ちた破片を踏みにじりながら、重厚な全身鎧を身にまとった者が姿を現した。顔はフルフェイスヘルムで覆われており、視界と呼吸の為に作られている僅かな隙間からは何も見えず、漆黒が潜んでいるよ
うだ。その手には長らく琴を匿っていた扉を崩した巨大な鎚が握られている。

「女だ!女がいたぞ!!」

 全身鎧に続いて現れた戦士達が、琴と夏木を見て、声を上げた。それにあわせて、小さく起こる歓声。

「な、な…」

 開いた口が塞がらない、とはまさにこの事だった。まさか、鍵は開いたままになっている扉を確認もせずに突き破り、王族たる証の衣を着せられた者を見るなり、出した言葉が「女」だとは!

 初めて、琴は自分の考えの甘さに気が付いた。
 仇敵であったディダーロでさえ、琴には最低限の礼儀を持って接していた。といっても言葉や態度だけだったが、少なくとも扉はノックして入る確認をしてから入って来たし、言葉も丁重そのものだった。他の者はもっと礼儀正しかったし、心優しく接してくれた。

 だが、目の前にいるのは、琴にとって全く見たことのない人種だ。行動は完全に彼女の中の常識を覆していた。これからどうされるかも到底思い付かない。
 心の臓が慌ただしく動き、呼吸が自然と乱れる。筋肉は何もしないのに硬直し、口の中といえばカラカラになり、言葉も出ない有り様。寒気が走る。汗が止まらない。瞬きができない。…動けない。

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 不意に絹を裂くような悲鳴が小さな響き渡り、琴は硬直から一瞬脱出した。そしてすぐにそれが唯一の友人が出した救いを求める悲鳴であることに気が付いた。

 

 男共が幾重もの壁になって遮っている所為で、夏木の姿はほとんど見ることができなかった。ただ、夏木のいた辺りに男が群がり、衣服が裂ける音や叩かれる音ウルサイほどに響いてくる。
「夏木!夏木!!何をするのですか!夏木を離して…」
 上ずる声を絞り出し、琴は身を乗り出した。しかしそれも男達によって阻まれ押し倒されていった。

「いやァ、止めて!」

 悲鳴を上げつつ、自由にならない体を揺すりたてるように反抗を繰り返したが、それも押し倒してきた男の強烈な平手打ちが頬に飛ぶと、あまりの強烈さに首が勢いにあわせて頭を振り回し、冷たい石床に叩き付けてしまう。

「ひぃッ」

「がたがた喚くんじゃねぇよ!!」

 ぬばたまのような長髪を無雑作に掴み上げ、男は悪鬼のような表情を琴に向けた。それは掴まれた髪から伝わってくる暴力といい、ナイフのように尖った視線といい、女性であり、王族と一人でもあるという事実になんら遠慮している様子はない。
 遠慮なんかされる筈もないと分かってはいるが、恐い。

「い、いゃ…な、何をするの」

 鼓動が一つ刻まれるごとに反応する痛みも忘れながら、目の前の悪鬼に琴は恐怖を口にした。
 男は凄みのある笑みを浮べ、彼女の答えに対して言動を伴って示した。押しのける手をこして琴の肩口へと迫った。

「もちろん、いいことに決まっているじゃねぇか」

 同時に真白い着物の襟が左右に分かたれ、琴の全く日に焼けていない胸元があらわになった。
 既に3年、この隔世の塔と呼ばれる場所に幽閉され、それ以前の王の一族としての生活でも太陽に当たることは日に2時間もなかったのだ。箱入り娘とも呼ばれていた彼女の肌は雪のよう、と形容しても少しもおかしくはなかった。
 狼藉を働く男も、カンテラに照らされるその肌を目にした瞬間、止まってしまう。

「こ、こりゃぁ、上玉…なんてもんじゃねぇ…こんな綺麗な身体見たことねぇよ」

「こ、こんなことをして…処罰されますよ」

 言葉を無くして顕わとなった胸元を見詰める様子に、僅かな冷静さをかきあつめて、琴はこのまま身を引くように願う言葉をかけた。
 しかし、それが止まっていた彼の獣欲の引き金となってしまった。男の顔付きはすぐさま、鬼のようなそれに代わり、暴力を持って琴の口を封じた。

「黙りやがれっ!どうせ、このまますごすご帰っても申し訳程度の金と飯だけ渡して、元の生活に戻れっていうに決まってる!それよか、それよか…」

 形よく上反っている双の乳房を鷲掴みにして、揉みたてた。

「いやっ、やめてぇ」

「揉み心地も最高だ。へ、へへへ。こいつはいい女を見つけたぜ…」

 乳房は弾力があり、指先を跳ね返そうとする張りがあるのを知ると、男は琴の鳩尾に腰を進めて椀を伏せたような乳房を寄せ集めては、揉みしだいた。

「うぅぅ。」

「へへ、へ…こりゃパイズリしたくなる胸っていうのがよぉく、分かるぜ…」

 男はぼそぼそとそう呟き、戦用の革靴を履いたまま、琴の両の腕を踏みつけた。痛みに身体をどうよじろうとも、両の腕が自らの枷となり、悶えることしかできない。
 男は中腰になって、ズボンを引き下げて自分のムスコを外界の空気の元に晒し出した。薄汚い肉棒はすでに頂点を指しており、ピンク色の亀頭の先からは先走りがみられ、小さな雫を作っている。

 琴は怯えた。生まれて始めてみるそれは醜悪紛れもないものだ。それは人間の一部ではなく、巨大なミミズか何かが魔法か呪いかで、融合してしまったようかにも思える。
 涙が零れ落ちる大きく見開いた目の先で、その異様なものは自らの胸の狭間に沈み、寄せられた肉の谷間の中を前後している。

「い、いゃ、いやぁあ」

 正視するに耐えないその光景に琴はうわごとのように拒絶の言葉を口にした。

「嫌がってる暇なんてねぇぞ、咥えろ。後でお前の大事なところに突っ込むんだからな」

 更に腰が前に進み、陰毛のじゃりじゃりとした感触が乳房の下に当たったかと思うと、肉棒の先端が唇に突きつけられた。それは汗臭さとは別に、獰猛な臭気が鼻孔を突き刺した。その匂いに琴は吐き気を催し、烈しく嘔吐いた。

「え、えぅ。ぅぅぅぐ。や、やめて…許してください」

「誰が許すか!えっ、平民がちょっと邪魔になったら、許しも聞かずに切り捨ててきたくせに。自分の身が危うくなると許してもらおうってか?」

「そんな…」

 そんな事実があったことも知らない。琴の知識は宮廷内の礼儀作法だけで、その外の実際など聞いたことも興味を示したこともなかった。それが今、この野蛮な男によって空かされた瞬間、琴は今置かれている状況も忘れて茫然とした。

 全ての貴族がそうしているわけじゃないわ。
 そういう言葉が頭の中に閃いたが、口から音に変えることはできなかった。唖然としたその一瞬の間に、肉棒は桜のような唇を割り、その口腔に侵入してきたのだ。

「む、むぐっ!」

「歯を立てるなよ…」

 掌を握り締め、指の間から柔肉を溢れさせると、琴は細顎を突き出して僅かに動かせる首を髪もろとも左右に振ることしかできない。
 しかし、もう抵抗の仕様もない。わななきつつ丸くすぼめた唇を使って、口を汚辱しながら更に大きく膨らむ肉竿を飲み込んでは、放していく。薄く目を開けて見れば、唾液で邪悪に濡れ光っているそれは凶器のようだ。

「む、んむゥッ。」

 その間も、乳房は握られ寄せられ、天辺の赤味を帯びた膨らみと小さな蕾を指でこねくり回してしまう。

「あっ!あぅ」

 一瞬走る脳内の電撃に琴は咥えているものを放して喘いだ。今まで感じたこともないような衝撃が琴の身体を跳ねさせた。快楽とも苦痛とも違い、単純にそれは衝撃だった。
 次の瞬間、琴の前髪が引かれ、目の前に映る男の怒鳴り声が飛び込んできた。

「ええい、この野郎!誰が放せと言った。もっと呑み込めよ!!」

 琴の後頭部を押さえつけ、ぐいっとさらに腰をグラインドしたものだからたまらない。喉奥に肉棒が詰り、息苦しさと気持ち悪さで胃液が食道を這いずりはじめた。だが、男はそんなことも気にせず、卑猥な言葉を叩き付け続ける。

「ムスコを舌で巻き取って吸い上げろ。唇をすぼめてしごくんだ。いいか、おしゃぶりしながら顔をよーく動かすんだぞ」

 これ以上抵抗すれば、そのまま絞め殺されてしまうそうな気がして、琴はヒッと喉の奥で鳴いた。鼻梁の通った鼻を卑猥に膨らませて、必死に唇をくいくいと動かした。仰向けのきつい態勢で出入する肉棒をぴちゃぴゃと音を立てて嘗めながら、口の中に先端から溢れる液体と自らの唾液が溜まると、大きな音を立ててそれを飲み下した。

「へへっ、やりゃあできるんじゃないか。貴族はやっぱ違うね」

 得られる快感に頬を緩めながら男はそう言い、はちきれんばかりの胸を手に、烈しく動かしはじめた。

「んっ、んぐ…ぅぅ、ぁうんんむ」

 言葉にならないくぐもったうめきを上げながら、鼻の舌を伸ばしてそれを吸いたてた。
 何故、こんなことをしているのだろう、と疑問がふらっとあがってくるが、答えが出ない。今、この一瞬を生きる為だけに男の肉棒を嘗めしゃぶり、吸いたてているのだ。
 ぼうっとそんなことが頭の中で、ぐるぐると回っている時、下腹部に異常を感じた。身に付けた緋袴がはぎとられ、外界の空気が流れ込んできたのだ。

「!?」

 男は片手で胸を弄びながら、他方の手で袴の締め帯をほどいたのだ。そしてそのまま赤い布地の下へと手を伸ばしていく。

 普段は穏やかな雰囲気を作っている目を今ばかりは大きく見開き、狼狽えて細首を捻った。口わ男根を貫かれたまま、秘処まで嬲られようとする状況が信じられなかった。必死に逃げようとしても、馬乗りにされているので、ほとんど動くことができず恥丘を鷲掴みにされ、ぐいぐいと動かしはじめられると、どうしても逃げようがない。できることと言えば太股に力を込めて、それ以上の侵入を許さないことだけれども、もう侵入してきた指が動くのを止めることはできない。

「うぅぁぁ!」

 電撃がまた走った。乳頭をこねくり回されたときの比ではない。思わ身体全身の筋肉を張り詰めさせ、ピーンと伸ばしてしまうような強い衝撃だ。

「へぇ、やられていやがってるだけかと思えば、感じてくれるみたいじゃないか…くくく」

 琴の反応を面白そうに眺めながら、男は皮肉めいた邪笑を浮べていた。それは自分が陵辱者であることをよく自覚しているようであった。罪悪感や劣等感があるのかもしれない。しかしねそれよりも獣欲が勝っているのは間違いない。

 花芯を突いた指は、さらに数を増やし、そのまわりや、奥へと動きを加速させた。
 蛇が蠢いているようで、琴は恐ろしくてもう目をあけていることもできず哀れに震えるばかり。しかし、暗闇の中だからこそ、股間で蠢く蛇の感触が鈍く脳裏にまで駆け上ってくる。

「おい、口が留守になってるぞ。もっと丹念にしゃぶれ!」

 下半身に伸ばした指で肉芽をぎゅっとつまみあげて男は追い討ちをかけた。淫らに塗れ光る肉棒を咥えた顔が、情けなく歪み、口だけが卑猥にくねり、動く。
 しかし、男の言葉よりも一番大きくのし上がってきた声は、みずからの中の情欲の言葉だ。
 快楽が欲しい。もっとして欲しい。気持ちいい、気持ちいいの…
 その言葉を振り払いながら、今まで信じてきた聖なる神の名を何度も繰り返すものの、肉奥で蠢いた衝撃が、勝手に体を操りはじめていた。腰が浮いて腹が悩ましくくねる。太股に入れていた力もしだいと緩んで果ててしまう。

「んーん、ぅんふぅぅ」

 鼻にかかった甘い吐息をもらすと、もう、這い上がる快感を押えることができなくなってしまう。初めての体験、未知の感覚に耐え続けられるわけもなかった。絡みつく指を指揮する腕によって太股まで引きずりおろされた緋袴をもぞもぞと揺り動かし、その足も意識できないほどゆっくりと左右に割れていく。

「さぁ、もう準備はいいみたいだな…へへへ、いただくぜ」

「あぁぁ、あっ、あふぁぁ…」

 琴の口の中から、糸を引きながら、逸物がとりだされると同時に、閉ざされた眼から、涙が一滴、音もなく滴れ落ちる。

「へへへ、ゾクっとくる表情だな」

 男は身体を離して、こちらを見下ろした。
 恐怖と苦痛と恥辱と興奮の為に汗の珠が全身に浮かび上がり、荒い息をつくごとにころころとつたい落ちる。もはや抵抗する気力も残っておらず、腕は左右に投げ出され、天井を見詰める瞳は空虚に光る。突然の不幸と痴態、そして自らの理性を裏切った肉体のことを思うと、先程まで夏木にそうしていたように穏やかに微笑むことももうできない。

 陵辱者はそのまま琴の両脚を割り開いた。途中で袴がそうさせまいとピンと張り詰めたものの、男が剣を一閃するだけで、その抵抗力を奪い去ってしまった。

 もし、この陵辱が済んだ後、私は何を着ればいいのかしら…
 ぼんやりと自らの危険をさておいていた素朴な疑問を布が裂かれる音を聞きながら、思った。しかし、それも女淫に肉塊が当てられるとすぐに吹き飛んでしまった。


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