「渇望の大陸 7」 

 ここは大陸中に多くの信者を抱える水の神殿・モリヤーノ。
 マグラ大陸の戦乱の火の粉は、遂にこの聖地にまで及んだ…。
 神殿建設時より一度足りとて外敵からの侵入などなかったという誇らしき歴史も、その日裏切られた。

 ミューズ魔法兵団を率いる女王・ミューズ。
 先の戦いでの勝利は、若き女王にとって大きな自信となった。しかし、大き過ぎる自信は過信となり慢心となっていた。
 思い上がった彼女は、一つのタブー(禁忌)を侵そうとする…。
 大陸有史より存在するモリヤーノ神殿の宝物庫だ。
 あそこには、きっと自分達の想像を超える禁呪や、魔道器が眠っているのではないかと。
 より強く…
 純粋さ故に、周囲の声さえ耳に届かなくなっていた。そして彼女の中に沸いた慢心が背中を押していた…。

 目の色を変えて宝物庫を狙って押し寄せてくる兵達に、戦いを知らない神官達は、次々と倒れて行く…。
 しかし、そこに駆け付けたのは、かの神殿を心の拠り所とする者達であった。
 思いがけない援軍に、巫女・セーナの顔が和らぐ。
 「水の神・ウォルデンよ…。どうか我らに御加護を。」
 その小さな囁きは、果たして神の耳に届くのであろうか・・・・・・。

(注:名前の後ろの数字は参戦回数を表します)

モリヤーノ神殿         ミューズ魔法兵団
名前C ティア 名前F てけてけ
体力:5 攻撃力:5 第1戦 体力:1 攻撃力:10
防御力:7 敏捷度:3 × 第3戦 防御力:1 敏捷度:8
クラス:女騎士 必殺技:1 クラス:魔法使い 必殺技:―
アイテム 破邪の剣 第4戦 アイテム 野次馬s
性別:女     × 性別:男 皆でまわす
プレイヤー SEIJIさん プレイヤー 皮肉屋さん
            
名前F 剣霊&盾霊 名前F メアリー
体力:3 攻撃力:8 第2戦 第5戦 体力:1 攻撃力:8
防御力:6 敏捷度:3 × × 防御力:1 敏捷度:10
クラス:エルフ 必殺技:1 クラス:エルフ 必殺技:―
アイテム レティシア(依り代) アイテム 硝子の剣
性別:女 レティと同じ目に… 性別:女   
プレイヤー 封社さん プレイヤー ワンさん
            
名前C ウォルフ 名前A ニャート
体力:3 攻撃力:6 第3戦 第6戦 体力:5 攻撃力:4
防御力:7 敏捷度:4 × 防御力:5 敏捷度:6
クラス:戦士 必殺技:1 第7戦 クラス:ウィッチ 必殺技:1
アイテム 馬鹿の一念 アイテム 特製媚薬
性別:男 陵辱 第8戦 性別:女 媚薬の実験台
プレイヤー アルファさん × プレイヤー 月乃裏側さん
           
名前C リボシー(修行中) 名前F ダークブルー
体力:3 攻撃力:3 第4戦 第9戦 体力:1 攻撃力:11
防御力:13 敏捷度:1 第5戦 防御力:1 敏捷度:7
クラス:魔族 必殺技:1 第10戦 クラス:魔族 必殺技:―
アイテム 硝子の剣 第6戦 × アイテム まきびし
性別:男 アナルファック! × 性別:男 触手で陵辱
プレイヤー サイトーさん プレイヤー 蒼夜さん
              
名前C ペティ 名前F ウラギ=リョフ
体力:3 攻撃力:6 第7戦 裏切り 体力:2 攻撃力:9
防御力:4 敏捷度:8 × 頓死 防御力:2 敏捷度:7
クラス:大賢者 必殺技:1 クラス:騎士 必殺技:―
アイテム ホーリーオーブ(×) アイテム 破邪の剣
性別:女 召使いとして雇う 性別:男 徹底的にやる
プレイヤー 海部さん プレイヤー 闇蜘蛛テールさん
           
名前B 流浪の武士 名前D 周倉
体力:3 攻撃力:9 第8戦 第11戦 体力:3 攻撃力:4
防御力:5 敏捷度:1 防御力:10 敏捷度:3
クラス:騎士 必殺技:1 第9戦 第12戦 クラス:戦士 必殺技:1
アイテム 硝子の剣 × × アイテム 破邪の剣
性別:男 据え膳は食う(爆 性別:男 擁護
プレイヤー ロードさん プレイヤー いでっちさん
            
名前F えな 名前B サイズ・ノイッシュ
体力:1 攻撃力:8 第10戦 第13戦 体力:1 攻撃力:10
防御力:1 敏捷度:10 防御力:1 敏捷度:8
クラス:魔法使い 必殺技:― 第11戦 クラス:魔族 必殺技:―
アイテム まきびし × アイテム ロープ(笑
性別:女    性別:男 騎乗位orダッコ
プレイヤー assaultさん プレイヤー カラさん
               
名前 神官戦士カダル 名前D ジェイク=ミナルディ
体力:5 攻撃力:6 第12戦 体力:10 攻撃力:1
防御力:8 敏捷度:4 防御力:8 敏捷度:1
クラス:戦士 必殺技:1 第13戦 クラス:騎士 必殺技:1
アイテム ウォルデンブレード × アイテム 信念の盾
性別:男 磔(はりつけ) 性別:男 フェラしてもらう
プレイヤー プレイヤー  木偶さん
    
名前 マイノール
体力:6 攻撃力:7
防御力:6 敏捷度:4
クラス:魔法使い 必殺技:1
アイテム 男潰し
性別:男 嬲る
プレイヤー
敗北 勝利

 称号「最強武将」(大陸一の方に贈られる栄誉)
   ※プロ野球の最多勝とか、ホームラン王みたいなもの(笑)

最強武将(種族最強武将)特典
次回参加時、同名武将使用時に限り ステータス上限+1出来ます。

MVP特典
陵辱絵に1番に参加可能!(笑)

最強武将ノミネート条件:  勝利+2点/引分け+1点/敗北-1点で最多得点武将
(注:同点の場合は勝ち数の多い武将を優先致します。)
MVPノミネート条件:  戦勝国でもっとも自軍の勝利に貢献した武将
(注:複数いる場合は該当者なし。)

最強武将
3勝1敗0分 : 5点
てけてけ(魔法使い・男) : 皮肉屋さん
最強騎士(ロイヤルガード)
該当者無し
最強戦士(勇者)
該当者無し
最強魔法使い(ウィザード)
てけてけの存在により該当者なし
最強魔族(魔王)
2勝1敗0分 : 3点
リボシー(魔族・男) : サイトーさん
最強エルフ(ハイエルフ)
該当者無し
MVP
3勝1敗0分 : 5点
てけてけ(魔法使い・男) : 皮肉屋さん

 大陸屈指の魔法大国の私兵団と、大陸有数の伝統を誇る神殿との紛争。
 混乱極まる大陸の情勢は、遂に由緒や、伝統といったタブーにさえも手を出させていた。
 神殿奥深くに眠ると言われる財宝を求めてミューズ率いる私兵団は、神殿を強襲した。

 奇襲は功を奏し、ミューズ魔法兵団は神殿近くにいた警護の者達を瞬く間に骸へと変えていった…。
 騎士やエルフといった法の守護者や、森の番人達が血に染まり大地に倒れて行った。
 あまりの惨状に逃げ惑う神殿に居合わせた人達も、血に飢えた男達の手にかかり暴虐の嵐の中へと追いやられていく。

 神殿近くの山中にて修行に精を出していた(変態)魔族の青年・リボシーは、この異常事態を嗅ぎ付ける。
 急行した彼が目の当たりにしたものは、まさに悪魔そのものであった…。
 悠久の時を刻んできた美しい神殿は、血に染まり、水の神殿本来の美を汚していた。
 そして、その騒乱の中央に1人の魔法使い・てけてけの姿が。

 怒りに猛り、その鍛え上げた技により、てけてけを葬るも…
 続く女エルフメアリーの色香の前に、長い修行の禁欲生活もあって、すっかり虜となりウィッチ・ニャートの前に地に倒れる・・・。

 リボシーを屠ったニャートは、以前感じた、あの不快感を察知した。
 先の戦場で己を倒した相手…ペティの気配だ。
 神殿の入り口には、はたしてペティが立っていた。水の神殿に少なからず信仰のある彼女、ペティにとって美しい神殿を汚すものは憎むべき敵であり、許すことなど出来ない存在であった。

 ただ、急ぎ駆け付けたこともあり、ペティには召還獣・アルキーを呼び出す間がなかった…。
 先の戦いでの活躍にアルキーの働きに負うところが大きかったことを彼女は痛感させられる。
 ニャートと、ペティの一進一退の魔法戦は辛うじてニャートの勝利で終わる。特製媚薬の実験台に喜ぶ飼い猫・ミルファ…。

 しかし実験に興じるあまりニャートは、さすらいの武士の刀に敗れる…。
 仇をとったダークブルーも、最後の砦・えなの前に倒れる。
 えなは、この紛争を見守っていた。死神である彼女にとって戦争というのは非常に恵まれた職場であった。
 「無念」「悲願」「挫折」「苦痛」「悲哀」「憤怒」…
 普段の弛緩した空気の中では味わえない様々なスパイスに彩られた魂が四散する、この場は最高であった。

 事実彼女は、今日も美しい魂の捕獲に成功していた。
 しかし、えなは魂の捕獲に専念するあまりダークブルーの前に姿を現してしまっていたのだ。
 彼を倒すことは出来たものの、そこに現れた周倉の槍は彼女を捉えた…。

 周倉の、関羽・関平らへの想いを届けるかのような槍働き…。
 漢(おとこ)は泣いていた。
 日々の鍛錬が実を結んだ決着に…。少女の姿をとっているとはいえ、えなは死神である。
 桁外れの魔力を秘めた身体には、想像を絶する強靭さがある。

 快勝に勇む周倉は、返す刀で…と神殿最深部にまで足を伸ばす…。
 そこには、水の巫女を守る神官戦士・カダルがいた。
 必死の形相で周倉を睨み返す気迫は鬼さながらだ。

 一瞬気圧された周倉の隙をカダルは見逃さなかった…。
 水の神殿の神具・ウォルデンブレードが閃いた。

 その戦闘の最中…神殿に急行する魔法兵団の一群とは逆方向に進む武将がいた…。
 この機に乗じて、女王・ミューズを亡き者にせんと裏切りを画策する男、ウラギ=リョフであった。
 高貴な血筋の上にあぐらをかき、由緒正しき神殿まで暴かんとする高慢な姫に目に物を見せてくれる…そう心に決め本陣を目指す。

 本陣…しかし、そこに居たのはミューズだけではなかった。
 えなの前に苦汁を飲まされたダークブルーまでもがいたのだ。
 ミューズは、ウラギ=リョフの顔を見て静かに微笑んだ…。
 彼女の眼力に、リョフは背筋が凍る思いがした。全てを見透かされているような瞳…。
 次の瞬間、ミューズはダークブルーに何かを囁いた。
 数刻後、本陣からダークブルーは出て行った、大きな荷物を引きずって…。

 サイズ・ノイッシュはカダルの冷たくなった身体を見下ろしていた…。
 仲間・周倉の倒れるのと、自分が飛び込んだのは同時であったように思う…。
 自分がどう戦ったのか、どうして相手が倒れているのか…
 動揺している…
 しかし、これだけは、はっきりしている。神殿最深にいる男・カダルを倒したのは自分であると。

 神殿最深に眠る財宝…
 それがなんであるのかを知る存在はミューズと、その側近達のみであった。
 勝利の凱歌に酔いしれる武将達。
 大陸屈指の魔法力は、遂に禁忌とされてきた神殿さえも、その勢力下にしたのだった。



 〜後記〜
 えーっと、まずは反省から。
 異動・引越し・御卒業などなど…非常にイベント多い3月に、この企画を考えたことは申し訳ございませんでした(^^;
 実際、参加される方からも「厳しー」というお声を頂き、御迷惑をおかけしてしまったことをお詫び致します。
 もう1点は、最初の設定ですと、締切りまでの日数が少なかったことも上記背景に拍車をかけてしまったと反省してます。

 えーっと。勝利国絵ですが、只今、勝利国絵を鋭意制作中ですので、暫くお待ちを…。
 ご感想・ご意見は、例により掲示板にてお願い致します。
 ルールに対する是正案・修正案・御提案などなども、待ってます。(^-^)

 ダラ


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