「ゆっ、ゆる、、、」 「えっ?」 「許せない、、、」 「ええっ?」 「許せないっ!! 剣の腕や女であることを馬鹿にするだけじゃなく、このあと私を嬲る算段までしてるなんて・・・ どこまで卑劣な男なの!?」 「そ、そんな、ちっ、違うぅっ」 ゾロの必死の弁明も、もはや彼女の耳には入らず、 「てやぁ--------------っ!!!」 裂帛の気合もろとも鋭い膝を怒張めがけて繰り出した。 “ ドォグゴォッッッ ”  何か形状し難い鈍い音を残し、たしぎの膝がゾロの股間にめり込んだ。 「おごっ!!?かっ、かはっ、は、はひっ、は、は、あぁぁぁぁぁっ!!!」 声にならない嗚咽を漏らし、耐え難い痛みのためか、手に取っていた刀を手放してしまい、空手となった両手は 股間を押さえつつ、やがてくの字にゾロの体は折れ曲がり、ついには両膝をがっくりと地面につけてしまった。 「どうっ!少しは思い知ったかしら、この卑劣漢…!?」 散々自分を愚弄した相手が口から泡を吹いてのたうち回る・・・そんな無様な姿を晒すゾロを予想して 更なる罵声を続けようとしたが、ゾロが膝をついた状態のままピクリともしないことに気付いて言葉を詰まらせた。  (しまった、、、こんなはずじゃあ、、、) いかな大罪人相手でも、 “ 己が信ずる剣を持って正々堂々打ち倒し、志及ばずここ斃れるに到っても我が時雨(たしぎの愛刀)と共に ”  を大義に突き進んできた彼女にとってイーストブルーでも一、二を争う賞金首に、ある種 致命的なダメージを与えることに成功したとはいえ、それが逆上して勃起状態の男性器を膝で蹴り上げるなど 自分の信義からはあまりにかけ離れた行為に愕然とし、崩れ落ちたゾロを見下ろした時の昂揚感などどこへやら、追撃すら行えず ただおろおろと、立ち尽くしてしまっている。  とうとう挙句の果てには、素の状態になってしまい 「あっ、あのう〜〜〜、だっ、大丈夫、、、ですか〜?」 ご丁寧にも膝を折りながらおずおずと横からゾロの顔を覗き込むと、なにか口の端から言葉が洩れているのに気がついた。 「も・・・・・・、し・・・・・・え・・・」 「はい?」 「もっと・・・しへ・・・・・・れぇ・・・・・・」 「もっと、、、なんですか?」 懸命に懇願しているゾロの口元にさらに耳を近づけると、悲鳴に近い叫びが彼女の耳に飛び込んできた。  「もっと、、、もっとしてくれぇぇぇ、耐えられねえっっっ、うっ、つあっ!!!してっ、してぇ-------!!!」 そう叫ぶや否やなんとゾロはズボンの端に手を掛け、そのままの体勢で膝まで無造作に引き下ろす----と、遮る物のなくなった猛りが バネ人形のように勢い良く飛び出し、 “ バチ―ン!! ” と横っ面を張ったみたいな音をたて下腹部に跳ね当たる。  驚くべきことに、たしぎの膝の一撃がゾロ、及び彼の固く張り詰め快感神経の剥きだしたような一物に与えたのは 危うく不具者にしかねないような致命傷ではなく、ゾロを襲ったのは、十年にも渡る修行の日々で培われた不動の克己心をも打ち砕く 雪崩の如き快楽であった。 通常の人間であったら、致死量にも等しい土石流が如き快楽の流入は巌のようなゾロ精神を 崩壊させるに止まらず、 精神年齢の退行まで引き起こさせた。 「はっ、はひぃっ、くっ、くひなー、あうっ、うっ、ひかせてぇ〜〜〜」 そこには、イーストブルーに遍く恐れられ、ひたすらに最強を求めた漢の姿はどこにもなくただ、たしぎの中に見出した くいなの面影に、しゃにむに射精を哀願する劣情の権化があるばかりであった。   [たしぎ編・7ページ]
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