6)ツインタワーの玩具その1 練習中、時折新人が掃除用具入れにモップを取りに行った。 しかしチンペイは隙間から道具倉庫の方に移動しており見つからなかった。 練習は昼食を挟んで夕方の6時まで続いた。 3人は選手達の人間離れした体格とそのパワー、におそれを抱きながら練習を見学していた。 彼らの華奢な身体の造りとは全く異なっており、同じ人間であるとはとうてい思えなかった。 練習終了とともに新人がボールを入れる巨大なかごを引いてきた。 「あれ?肌色のボールが入っているわ」 チンペイの頭だ。 運が悪いことにボールのかごで寝てしまったようだ。 「7604番!!立てっ」 額の数字を言われたチンペイは驚いて立ち上がり敬礼して言った。 「オハヨウゴザイマスっ」 寝ぼけているようだ。 次の瞬間女達の、嬌声が盛り上がった。 エリゼがチンペイの所に近づいて来た。 身長120cmのチンペイの前にいる女性は何と325cmである! 大事そうにチンペイを両脇に手を入れて抱き上げて他の選手の前に見せた。 「ネエネエ、コノプレゼント誰カラ!? 」 何とエリゼは誕生日のプレゼントと勘違いしているようだ。 他の選手は黙っている。 「ウレシイ!!ミンナ最高ノチームメイトヨ」 うたた寝していたラクタロウが騒ぎに気付いた。 チンペイの眼には諦めの色が現れている。 そしてラクタロウに「おまえだけでも脱出しろよ」といった念で合図を送った。 女子選手達は1ヶ月に1度、街から性処理としてレンタルされる男性がいつも待ち遠しかったが、この男は ずっと彼女らの生活に潤いを与えてくれるものであった。 エリゼはチンペイを自分のバッグに入れて大事そうに部屋に持ち込んだ。 シャワーを浴びたチームメイト達がエリゼの部屋にチンペイを見に来た。 エリゼの部屋は若い女性達の熱気が渦巻いている。 3m近くある女達は目の前にいるちっぽけな男を前に、眼をギラつかせている。 エリゼが言った。 「ミンナアリガトウ!ミンナデタノシメルヨウニスルワ。ドクターをヨンデ」 チンペイは自分の身に降りかかる悲劇を予想できずに身を震わせていた。 その晩チンペイは麻酔を打たれドクターの手術台に上げられていた。 その手術とは彼女達の注射する栄養剤のみで生きるために消化器系を摘出する怖ろしい改造手術であった。 しかも彼女達の注射する栄養剤には弱い中毒性があり、一生ここから出られなくすることを意味してい た。 [セブンシスターズ・15ページ]
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