5)探し人見つからず 朝8時ボールをたたく激しい音で4人は眼をさました。 用具入れの隙間から覗く光景には新人らしい数人の選手が練習を始めていた。 皆260cm以上と驚くほどの長身で、無駄な肉が一切無い完全な身体だ。 30分ほどしてから、他の選手達が入ってきた。 彼女達は新人よりも一回りもふた周りも大きかった。 その中でも特に長身の選手がいた。 北米から来た外人選手エリゼとオリガという二十代前半の女性で身長は何と3m起こす巨人だ。 二人とも透き通る様な白い肌で、高い鼻とブロンドのポニーテールが愛らしい。 二人ともよく似ており、双子のようだ。 脚は決して太くはないが、バネ仕掛けのような強靱さだ。 ラクタロウが教えてくれた。 「あの二人はツインタワーの悪魔といわれている外人選手じゃ。 二人とも325cm前後で、この国のバレー選手で一番の長身だぜ。 ところで本当に出ていって話するんかい?」 「当然です」 コンペイはそう言うと、ニコとラクタロウを連れて用具入れを出た。 「チャンラアアアッ!皆様こんにちは、私たちはクイーンズビレッジから人を捜しにやってきました」 それにしてもどこで覚えたのか訳のわからない挨拶だ 「我々のリーダーの一人、アリシアさまから言われてやってきたのですが…」 彼女達のなかで一番目つきの悪そうな女性がニコの前まできて、睨み付けた。 ニコの目の高さには彼女の大きな太ももがそびえ立っている。 ニコ一人では抱えられないほどの太さだ。 頭上には白線の入ったオレンジ色の巨大なブルマが今にも自分を潰そうと待ちかまえている様だ。 「可愛いわねえ。そのバックルについた紋章はハーキュリーのものよね。 アリシア先輩からメールあったわ。だけどおまえ達が探している奴はここにはいないよ。 今は臭い飯食って服役中よ。当然レギュラーからははずれているわ。残念ね。 でも折角来たんだからゆっくりしていけば。思いっ切りかわいがってあげるわよ」 やばい雰囲気だ。 ここで逃げなければ一生ここで飼われることになりそうだ。 「えっ、はっ、いっ、いないんですか。じゃっ、でっ、では私達はこれで失礼させ・・!」 慌てて帰ろうとした彼らの目の前には4つの巨大なサポーターが行く手を阻んだ。 彼らの胸の高さにあるサポーターは、あのツインタワーと呼ばれる長身女性達の膝だった!! はるか頭上でオリガの凛とした声が聞こえた。 「カワイイネ、キョウハカエレナイヨ」 エリゼが言った。 「今晩ハ丁度、私ノ誕生日パーティー。オマエタチモ歓迎シテヤル」 新人が鉄でできた1.5m四方のかごを持ってきて。 オリガに渡した。 「サンクス」 かごの上にあるふたを開けると3人を入れてしまった。 「あたし達の練習でも見ていってね。これはおまえ達を守るかごよ。 あたし達のボールが当たったら、お怪我しちゃうものね」 新人が言った。 そしてかごを体育館の壁につり下げた。まるで小鳥のようだ。 [セブンシスターズ・14ページ]
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