4)潜入 コンペイ達4人は下水道に逃げ込んだ。 彼らの額には4桁の数字が大きく刻印されているのに加え、はげ頭である。 見つかればすぐに捕まるため、ニコは上着を切り裂いて彼らに帽子を作ってやった。 ニコが言った。 「そういえば100年ほど前の西暦2010年頃、国民に番号を付けたって事を聞いたことあるなあ。 こんな事考えつく奴はいつの時代でも征服欲の強い証拠だよ」 コンペイが言った。 「ちょいと良いでしょうか?僕たちをバレーボールチームに連れて行ってはくれませんでしょうか?」 「ええええっ!!カープに行くのか!!!?」 チンペイはびくついている。 「私達のリーダーのお知り合いを訪ねに行くんです。」 「飢えた猛獣の檻に子兎がスキップしながら入っていくようなもんじゃよ」 「ラクタロウさんここを脱出したいのなら、私達と一緒に行くことが条件ですよ」 ニコの言葉に二人は決心した。 「よし、わかった。やってみよう。 どうせここにいたって、巨大な女性達になぶり殺しにされるだけじゃ」 この時代、花形スポーツはバレーボールであり、スター選手は全国民のアイドルである。 深夜1時4人は大きな体育館の裏に隠れていた。 ここカープは外人選手の大量加入により前年度は全国優勝を遂げているプロチームである。 4人は夜陰に乗じてゴミ捨てダクトから建物内部に侵入した。 夜の体育館は不気味なほどの静寂さである。 4人はバレーボールコートのあるメインドームに来た。 野球の内野グラウンド程もある。 彼らは掃除用具入れに隠れて明日の練習時に出て行くつもりだった。 ラクタロウは黒人であるため額の番号が目立たないが、チンペイの白い顔はすぐにばれてしまうだろう。 そこで本番もチンペイはここに隠れていて上手く行ったときに彼女らの荷物に紛れる作戦とした。 その夜、ラクタロウとチンペイは興奮して全く寝ることができなかった。 [セブンシスターズ・13ページ]
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