3)逃亡 彼らの後から追いかけてくる靴音が次第に増えてきているようだ。 後ろを見るとラクタロウの仲間ウタマルとエンラクがいない。 はるか後方で女性管理官とウタマル達がもみ合う声が響いていた。 年長者だった彼らは若いラクタロウとチンペイ、そして客人を逃亡させるために 犠牲になろうと決意していた。 エンラクはメスのドーベルマンに足首を噛まれて転倒した。 エンラクの顔にメス犬が性器を擦り付けてきた。 メス犬がエンラクを征服したマーキング行為なのであろう。 ウタマルは「おん馬さんが可哀想でしょっ」と訳の分からない気合いを入れながら エンラクの上に乗ったメス犬の腹を蹴り上げた。 「ギャンッ」 メス犬がびっくりしたが所詮男の蹴りである。 今度はメス犬がウタマルの足首をくわえて振り回した。 ウタマルは人形の様にメス犬に振り回されている。 気が付けば彼らとメス犬の闘いを薄笑いを浮かべながら3人の女性管理官が見ていた。 3人とも真っ赤なホットパンツ真っ赤なブーツ、そしてへその見える短くて黒いタンクトップを着ている。 身長は皆220cmを越えている。表情にはあどけなさが残っている。 「ホラホラがんばれ!ボウヤ!アハハハ」 「おとなしくメス犬に服従のキスをしないと死んじゃうで」 メス犬に振り回されているウタマルはすでに気絶していた。 エンラクは監察官の一人に向かって、降参の合図をした。 監察官は犬を引き上げさせない。 「おお願いです!やめさせてください!!」 エンラクは女性管理官の左のふくらはぎにすがりついた。 その管理官は右足を上げながらエンラクを見下ろして冷たく言った。 「あたしの足が床に付くまでブーツの裏を舐めなさい!」 エンラクは急いでその管理官のブーツの裏にキスした。 砂と小石が口の中に入ってきた。 別の管理官が口笛を吹いた。 メス犬はウタマルへの攻撃をやめ、口笛の吹いた管理官の足下にじゃれついた。 ウタマルは、ぼろ雑巾の様に埃まみれでピクリとも動かない。 エンラクの顔は女性管理官の足が下がるにつれ、床に近づいて行く。 そして、ついに後頭部が床についた。 あわてて口を話そうとしたが、次第に増加する重量で身動きがとれない!! 「だ・ダブゲデエ・・フンガガガ」 女性管理官は愉快そうに笑いながら言った。 「アッハッハッハハハハ、早く離さないからよ、」 足が踏みにじるような動きを始めた。 「さてと、おまえの顔をすりつぶしてあげようかな!!」 女性管理官の30cm以上もある大きなブーツの下で、エンラクの顔は鼻水と泪と埃で真っ黒だ。 顎の骨がきしみ、耳が切れて出血している。 さらに重量が増す。 こめかみの辺りで頭蓋骨がキリキリと音を立てている。 エンラクは恐怖のあまり失禁してしまっている。 「し死んでしまう!!!!」 エンラクがそう思った瞬間、顎の骨が砕けて外れた。 そしてエンラクも気絶してしまった。 一方、ニコ、コンペイ、ラクタロウ、そしてチンペイの4人は外の植え込みの中で隠れていた。 街灯の前には同じ服装の管理官が時間を気にしながら駐車場に入ったの3人の管理官を待っていた。 彼女はネットでできた大きな袋を片手で肩に担いでいた。 まるでサンタクロースのようだ。 しかし、袋の中身はプレゼントではなく、男達のうめき声が聞こえている。 「みんな捕まってしまったかもしれんわい!」 チンペイが言った。 何と網の中には10人程度の男達がゴミでも詰めた様に無造作に放り込まれていた。 それを全く軽そうに女性管理官は担いでいるのであった。 駐車場から1匹の犬を連れた3人の管理官が出てきた。 彼女らの手には気絶してボロボロになった二人の仲間が抱えられていた。 ラクタロウの頬に涙が伝っていた。 [セブンシスターズ・12ページ]
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