1. 或る農村の風景(プロローグ) 1.1. 走る男  風の香る草原を一人の痩せた男が短パンとシャツ1枚といった格好で走っていた。 男の青白く細い手足には所々擦り傷が見られる。 全力で何かから逃げている様である。 ・・・・・・・・・・・ 後に黒いリムジンが1台追走している。 男は切り株につまずき転び、ついに力尽き起きあがれなくなった。 黒いジャケットと黒革のホットパンツをはいた3人の女性が車を降りて、倒れた男に近寄っていった。 全員広い肩幅でがっしりした体格であり、倒れた男が子犬に見えるほどの巨体である。 男は腹這いになりながらも必死に逃げようとしている。 「ほらほら、もっといそがなきゃ捕まえるよ」 男はもう走れそうにない。 「こ・こ・来ないでえーー!!」 観念した男は近くにあった拳大の石を女に投げつけた。 1人の女の脚に当たった。 しかし男の身体の倍はある、筋肉に覆われた巨大な脚に傷一つできなかった。 「はい!!ゲームオーバー!!」 「3人のうち1人がゴミでも拾うように男を持ち上げた。 そして男の腰回りのベルトを片手でつかみ、重さを確かめるように振った。 そして何事もなかったようにリムジンに乗り込んだ。 男は最後の力を振り絞って手足をばたつかせたが、女の太い腕はびくともしない。 「ひいいーっ、お・おねがいーーーーっ!見逃してえええっ」 男の顔は涙と鼻でぐしゃぐしゃである。 「おほほほほほ…嬉しいくせに」といって女の一人が泣き叫ぶ男の鼻をガブリと噛んだ。 「ほげええええええええ!!!!」 男は悲鳴を上げて気絶してしまった。 薄笑いを浮かべた3人の女達を乗せリムジンはきれいな草原の中を走り去っていった。 [セブンシスターズ・2ページ]
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